SMBCモビットの返済をATMから行う際に表示される「投入可能額」の意味については、利用者にとって非常に分かりづらい部分があります。特に他人の返済を代行している場合や正確な残高が不明な場合、どう行動すればいいか迷うことも多いでしょう。この記事では、返済時の注意点や最終的な処理の仕方について、実例を交えながらわかりやすく解説します。
ATMの「投入可能額」とは何か?
セブン銀行ATMなどでSMBCモビットの返済をする際、「投入可能額 ○○○○円」と表示されます。これは「今この時点で返済可能な最大金額」を示しており、利息も含めた金額ではありますが、完済額とは限りません。
例えば、ATMで「投入可能額:12,800円」と表示されたとしても、時間経過による利息が日割りで加算されるため、翌日には完済とはならない可能性があります。
完済処理には端数の扱いに注意
ATMでは1,000円単位での返済が基本となるため、1,000円未満の端数(利息含む)が残ることがあります。これが残っていると完済処理がされず、少額でも借金扱いが続きます。
そのため、最終返済時はATMでの表示金額より少し多めに入金し、余った分は「預かり金」として処理されるのが無難です。
預かり金として処理された場合の対応
預かり金とは、返済額より多く支払ったときに発生する余剰金のことで、次回の返済に充当されるか、SMBCモビットに連絡すれば返金も可能です。
実例として、ATMで13,000円支払ったところ、13円が預かり金になったというケースもあります。預かり金は会員ページで確認できる場合があります。
正確な完済額を知るには?
モビットは個人情報保護の観点から、契約者本人でなければ電話で正確な残高は確認できない場合が多いです。代理返済をしている場合は、委任状や同席が必要になることがあります。
それでも不安な場合は、多めに返済→預かり金処理→SMBCモビットへ完済確認という流れが最も確実です。
病気で本人が確認できないときの対処法
記憶障害や体調不良で本人が問い合わせできない場合、市町村の「成年後見制度」や「法テラス」で相談することで、代理権の法的手続きを進められる可能性があります。
また、モビット側も事情を伝えることで柔軟な対応をしてくれる場合がありますので、まずは事情を丁寧に説明することが大切です。
まとめ:ATM返済は完済確認まで油断しない
「投入可能額=完済額」とは限らず、端数の利息や日数によって変動するため、最終的な返済には余裕を持たせるのが安全です。
- 表示金額より少し多めに支払う
- 預かり金は損ではなく安心材料
- 正確な確認が難しい場合は後日改めて照会する
不安が残るようであれば、金融機関に確認を入れて、完済証明の取得まで行うと確実です。
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