関西圏を中心に使える交通系ICカード「ICOCA」は、電車だけでなくバスでも使えます。この記事では、初めてICOCAを使ってバスに乗る方に向けて、乗り方やタッチの場所、注意点をわかりやすく解説します。
ICOCAでバスに乗るときの基本ルール
バスにICOCAで乗る際は、乗車時と降車時の両方でタッチする必要があります。これを忘れると正しく運賃が引き落とされず、次回利用時にエラーが出る可能性があります。
ICOCA対応バスではICリーダーが設置されており、音声やランプでタッチ成功を知らせてくれます。
乗るとき:中ドア付近の読み取り機にタッチ
多くのバスでは、中ドア(真ん中のドア)から乗車する形式が採用されています。このドア付近にあるICリーダーにICOCAをピッとタッチしてください。
この時点ではまだ運賃は確定しておらず、「どこから乗ったか」を記録しています。
降りるとき:前ドアで再度タッチして精算
目的地に到着したら、前ドアのICリーダーにもう一度タッチしてから降ります。このタイミングで乗車区間が確定し、適切な運賃がICOCAから引き落とされます。
ICリーダーは運転席の横にあり、「ピッ」という音と緑のランプが表示されれば正常です。
うっかりタッチを忘れた場合の対処法
もし降りるときにタッチを忘れてしまった場合、次回の利用時にエラー表示が出ることがあります。その場合は、乗務員に申し出て現金精算を行うか、ICOCAエリアの駅で清算対応を受ける必要があります。
また、タッチ忘れが続くとカードの利用が一時停止されることもあるので注意しましょう。
例外的な乗車方法もある?前乗り・後降りのケース
一部のバス(地方路線やコミュニティバスなど)では、前乗り・後降りの運行形態も存在します。この場合、乗車時に前ドアでタッチし、降車時に中ドア付近でタッチするパターンになります。
初めて乗るバスでは、「ICご利用の方はこちら」と書かれた案内ステッカーを確認すると迷わずに済みます。
ICOCA利用の対象バス会社をチェックしよう
ICOCAが使えるバス会社は順次拡大中ですが、すべてのバスで使えるわけではありません。乗車前にそのバス会社がICOCAに対応しているかを公式サイトで確認しておくと安心です。
また、PiTaPaやSuica等の他のICカードも利用可能な場合がありますが、割引制度はカードによって異なります。
まとめ
ICOCAでバスに乗る際は、乗車時に「中ドア付近」、降車時に「前ドア付近」でピッとタッチするのが基本です。
正しくタッチすればスムーズに利用でき、現金いらずで快適な移動が可能です。事前にバス会社の対応状況や乗り方をチェックして、安全・安心にICOCAを使いましょう。
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