住宅を購入した際に必要になる火災保険。銀行からの申込やビルダー(住宅メーカー)からの申込で割引内容が異なることがあり、「結局どちらが安くなるのか?」と迷う方も多いでしょう。本記事では、あいおいニッセイ同和損保の火災保険を対象に、銀行ルートとビルダールートの割引内容を比較しながら、最適な選択肢を解説します。
銀行経由の火災保険:団体割引で20%オフが主流
住宅ローンを契約した銀行経由で火災保険を申し込むと、団体扱いによる一括契約割引が適用されることがあり、最大で20%の割引が得られるケースがあります。
特に大手都市銀行(三菱UFJ・みずほ・三井住友など)や地方銀行でも、あいおいニッセイ同和損保と提携している場合、火災保険料が大幅に下がる可能性があります。
ビルダー経由の火災保険:購入者限定割引が魅力
住宅メーカー(ビルダー)経由で火災保険を契約する場合は、「建築主一括取次割引」や「購入者割引」などが適用されることがあります。
この割引は建てた会社によって異なりますが、団体契約に近い形式で5~20%前後の割引が付くことが多く、保険会社によっては特別な免責条件や補償範囲の優遇もあります。
具体的な比較例:300㎡未満の木造新築住宅でのシミュレーション
契約経路 | 年間保険料(例) | 主な割引 |
---|---|---|
銀行経由 | 約21,000円(通常26,000円) | 団体割引20% |
ビルダー経由 | 約22,500円(通常26,000円) | 購入者割引13%程度+独自免責条件 |
※補償内容・築年数・地域によって保険料は大きく異なります。
割引率だけで見れば銀行経由が有利に見えますが、ビルダー経由では設備や施工内容に合わせた補償プランが事前に設計されているため、手間なく最適化されているというメリットがあります。
割引率だけで選ばない方がいい理由
保険料だけで判断すると、見落としがちなリスクがあります。
- ビルダー経由の保険は工法・構造に合った補償が設計済み
- 銀行経由では割引率は高いが、特約などを自分で選定する必要がある
- オプションの水災・地震補償の有無や免責金額の違いに注意
また、住宅ローンの付帯条件として保険内容が制限される場合もあるため、融資条件とあわせて確認が必要です。
判断のコツ:3社以上から見積もりを取り比較を
最終的には、あいおいニッセイ同和損保の中でも銀行ルートとビルダールート両方で見積もりを取り、補償内容と割引率を比較するのがベストです。
あいおいに限らず、火災保険は申込経路によって価格が数千~数万円変わることがあるため、慎重に比較しましょう。
まとめ:価格だけでなく補償内容もチェックを
あいおいニッセイ同和損保の火災保険では、銀行経由なら最大20%割引、ビルダー経由でも10~15%程度の購入者割引が適用されることが一般的です。どちらが安いかは補償内容やオプション次第。安さだけでなく、住まいに合った補償設計であるかを重視するのが賢い選び方です。
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