PayPayポイントが他人に送れない時の対処法｜家族に分けたい場合の工夫とは？

PayPayポイントは日常の買い物で貯まりやすく便利な反面、他人に送金することができない仕様があるため、家族間でポイントを分けたいときに戸惑うことがあります。今回は、PayPayポイントを「現金化」や「分配」したいときに使える方法や注意点を詳しく解説します。

PayPayポイントは原則、他人に送れない

PayPayには「送る・受け取る」機能がありますが、送れるのはPayPayマネーやマネーライトのみで、PayPayポイントは送金対象外です。したがって、家族や知人にPayPayポイントを直接分けることはできません。

そのため、ポイントを渡したい場合は間接的な方法を考える必要があります。

最も簡単かつ実行しやすいのが、自分がPayPayポイントを使って何かを購入し、その商品を相手に渡すという方法です。

例えば、親御さんが必要としている生活用品や日用品をあなたがPayPayで支払い、物を渡すことで実質的な「ポイント譲渡」となります。PayPay残高やポイントを使える店で日用品を買うのが現実的です。

「金券を買って渡せばいいのでは？」と思う方も多いかもしれませんが、PayPayポイントではAmazonギフト券などの電子金券の購入が制限されています。一部の例外はありますが、基本的にPayPayポイントでの金券購入はできません。

また、セブン-イレブンなどでもPayPay支払い可能ですが、POSシステム上で金券類はPayPayポイント決済対象外となっていることが多いため注意が必要です。

現金化を目的としてメルカリなどのフリマアプリで商品を購入し、転売する手法も存在しますが、これはリスクや手数料、売れ残りの可能性もあり、おすすめできません。

また、利用規約違反になるような形での「ポイント換金」行為は最悪アカウント停止にもつながるので避けるべきです。

今回のように親子間でポイントの扱いをめぐって問題が起こる場合は、事前に受け取り方法について合意を取ることが大切です。例えば「自分のアカウントに入るけど、後日買い物で還元する」という約束をしておくとトラブルになりにくいです。

また、今後は買取時に「ポイント受け取り」ではなく、「現金振込」を選択することで、誰に渡るかを明確にできます。

PayPayポイントは直接他人に送ることはできませんが、物を買って渡すことで実質的に分け合うことができます。日用品や食料品の購入が現実的かつトラブルが少ない方法です。

将来的には受け取り方法の選択にも気を配り、家族と協力して納得のいく使い方を心がけましょう。