ゆうちょ銀行の預貯金を担保にして自動貸付される仕組みは便利ですが、通帳に記帳されてしまう点や、返済期限のハガキ通知などの仕組みについて意外に知られていません。今回は、あなたのように親にばれてしまったケースを踏まえ、仕組みと対策をわかりやすく解説します。
担保貸付とは?基本の仕組みを知ろう
ゆうちょ銀行では、「担保自動貸付」という形で預金残高の90%まで自動で引き出せる仕組みがあります。
これはあくまで「預金を担保に借りている状態」であり、返済期限を過ぎるとハガキ等の通知が来るのが通常です。
①通帳の記帳を消したり見られない方法はある?
結論から言うと、通帳記帳を取扱店舗で“消す”ことはできません。銀行法により、記帳された情報は金融機関・利用者双方の記録として必要です。
唯一の対策としては、通帳記帳を自らせず、インターネットやATM通帳保持で記録を残さない方法ですが、利用明細や通知が届く限り、貸付利用は隠せません。
②追加の貸付分でもハガキは来るの?
はい。20万円貸した後、追加で2.3万円借りていれば、どちらも担保貸付の返済期限に丁寧にまとめて、期限到来時に案内ハガキが届きます。
この案内には、「ご返済期限経過により〜」という旨が記載され、放置すると口座から自動で引き落とされたり、通知継続の対象になります。
記帳が親にばれずに使いたいなら
- 通帳をATMで記帳しない、e‐ゆうちょダイレクトで確認する
- 貸付を使わず、自分の財布やバイト代など計画的に使う
- どうしてもお金が必要なら、親や信頼できる人に相談して借りる
重要:通帳記帳を消すような行為は不正操作と見なされ、最悪の場合、銀行法対応や口座凍結などのリスクもあります。
まとめ:安心できる資金管理へのステップ
①通帳の記帳は消せず、隠すことは難しい。
②借入に該当する使い方では、追加借入分も返済案内が来る。
③まずは銀行の仕組みを理解し、必要なら親や銀行に相談した上で、計画的な資金管理を始めましょう。
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