アコムの借入を銀行カードローンで一括返済するメリットと注意点

消費者金融からの借入を、より低金利な銀行カードローンに借り換えて返済するという方法は、利息を抑えるための有効な選択肢です。しかし、実際にどれほどの効果があるのか、どんな点に注意が必要なのかを理解しておくことが重要です。

消費者金融と銀行カードローンの金利差

アコムなどの消費者金融の金利は、年利15.0%〜18.0%が一般的です。これに対し、銀行カードローンの金利は、年利3.0%〜14.5%程度と低めに設定されている場合が多いです。

たとえば、アコムで30万円を年18.0%で借りた場合、1年間での利息は約54,000円です。対して、銀行カードローンで年12.0%に借り換えると、同じ借入額でも利息は約36,000円に抑えられ、年間で約18,000円の利息削減になります。

利息面で得をするには、銀行カードローンの金利が現在の借入金利より明確に低いことが前提です。また、借り換え後も長期で返済を続ける場合ほど利息の差は大きくなります。

ただし、審査が厳しい銀行もあるため、安定した収入や信用情報が求められます。審査に不安がある方は、まずは仮審査がある金融機関を検討するとよいでしょう。

例として、アコムで年18.0%・30万円借入し、毎月1万円ずつ返済した場合、完済まで約39ヶ月かかり、総返済額は約38.5万円となります。

一方、年12.0%の銀行カードローンで同条件で返済すると、完済まで約36ヶ月、総返済額は約36.2万円と、トータルで2万円以上の差が生まれます。

アコムからの借入を銀行カードローンに借り換えることで、利息を抑えて返済総額を減らせる可能性は十分にあります。しかし、金利以外にも注意すべき点があるため、複数の銀行ローンを比較し、自分にとって最も条件の良い商品を選ぶことが大切です。

借り換えは計画的に。返済計画を明確にし、無理のない範囲での選択を心がけましょう。