ことら送金と銀行振込の違いとは？ネットプロテクションズへの支払いでどちらを使うべきか解説

ネットプロテクションズへの支払いなどで銀行振込を利用する場合、手数料や手間を気にして「ことら送金」を使うべきか迷う人もいます。この記事では、ことら送金と通常の銀行振込の仕組みや違い、使いどころについて丁寧に解説します。

ことら送金とはどんなサービス？

ことら送金は、スマートフォンアプリを使い、個人間で手数料無料・24時間送金できるサービスで、1回あたり10万円以下の送金が対象です。携帯番号やメールアドレスでも送金でき、振込手数料がかからない点が大きな特徴です。［参照］三井住友銀行：ことら送金の説明、ゆうちょ銀行：ことら送金概要

ことら送金は株式会社ことらが提供する個人向け少額送金ネットワークで、送金手数料が無料になるのが最大の利点です。［参照］よくある質問：ことら送金とは

一般的な「銀行振込」は、銀行口座番号を使って送金する方法で、取引ごとに振込手数料がかかるのが一般的です。特に自分の銀行と振込先が違う銀行の場合、他行宛振込手数料が発生します。これは多くの銀行で共通の仕組みです。

三菱UFJ銀行から他行に振込む場合も、いわゆる「振込」扱いとなり、金額や振込方法によって一定の手数料が発生します。

ことら送金と通常の振込は、どちらもお金を送る点では同じですが、いくつか重要な違いがあります。

ことら送金は元々個人間送金を想定したサービスであるため、法人・サービス会社宛の支払いには対応していないことが多い点に注意が必要です。

ネットプロテクションズの請求先が“口座番号・振込”として指定されている場合、基本的には通常の銀行振込で対応するほうが確実です。というのも、ネットプロテクションズ側の受取システムがことら送金に対応していない可能性があるためです。

ことら送金はあくまで個人間送金向けで、企業への支払いでは利用不可となるケースも多く、送金が反映されないリスクがあります。このため請求書に記載された口座情報に基づく振込を行うのが一般的です。

個人間の割り勘や友人への送金の場合は、ことら送金を使えば手数料無料で簡単に送金できます。例えばランチ代やイベント費用の送金など、口座番号がわからなくても携帯番号で送金できる便利さがあります。

一方、企業の請求書支払いやサービス料金の振込先に「ことら送金非対応」と明示されている場合は通常の振込を選ぶ必要があります。ネットプロテクションズのような法人向けは後者に該当することが多いため、請求書に従うのがおすすめです。

ことら送金は、条件内であれば手数料無料で便利な個人間送金サービスですが、企業やサービス料金の支払いには必ずしも対応していない可能性があります。このため、ネットプロテクションズへの支払いのような法人向けの振込では、通常の銀行振込を使う方が確実です。

ことら送金は個人送金としては優れた手段ですが、請求書支払いなど公式な支払いには振込の利用を検討しましょう。