デジタル化が進む中で、フレキシブルペイ(Flexi Pay)のようなオンライン口座サービスを利用する方が増えています。しかし、解約後に「紙の通帳はどうすればいいのか」と悩む方も少なくありません。本記事では、フレキシブルペイを解約した後の通帳の扱いや、紙の通帳が必要な場合の対処法について詳しく解説します。
フレキシブルペイとは何か?仕組みと特徴
フレキシブルペイとは、ネットバンキングの利便性を高めた電子口座サービスで、紙の通帳を発行しない「通帳レス」が特徴です。利用者は専用アプリやインターネットバンキングを通じて、取引明細や残高をリアルタイムで確認できます。
近年は金融機関によって、紙の通帳の新規発行を停止したり、手数料がかかったりするケースも増えており、フレキシブルペイのようなサービスが注目されています。
フレキシブルペイを解約した後の通帳の扱い
フレキシブルペイを解約した場合、口座が完全に閉鎖されるのか、それとも通常の口座(通帳あり)に切り替わるのかは、金融機関のポリシーによって異なります。
多くの銀行では、フレキシブルペイ解約=紙の通帳を再発行することは自動では行われません。解約後に引き続き口座を利用するには、別途紙の通帳を希望する旨を申し出る必要があります。
紙の通帳が必要な場合の手続き方法
もしも通帳による管理を希望する場合は、以下の手続きが必要です。
- 銀行窓口で「紙の通帳を再発行したい」と申請
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)の提示
- 手数料がかかる場合もあるため事前に確認
たとえば三井住友銀行やみずほ銀行などでは、紙の通帳再発行に1,100円(税込)の手数料がかかることもあります。
通帳レスのメリットとデメリットを整理
通帳レスには、「紛失リスクがない」「印紙税が不要」「環境負荷が低い」といったメリットがあります。一方で、「年配者には不便」「通帳が必要な手続きには不向き」といったデメリットも存在します。
そのため、通帳が必要になる場面(ローン申請、相続手続きなど)が想定される場合は、あらかじめ紙の通帳を用意しておくと安心です。
通帳なしでも安心できる管理方法は?
通帳がなくても、取引履歴を管理する方法としては以下のようなものがあります。
- Web明細のPDFダウンロード
- 取引履歴の印刷保存
- アプリ連携による家計簿アプリの活用
たとえば「Moneytree」や「マネーフォワードME」などのアプリを使えば、自動で履歴を取得して家計を管理できます。紙の通帳がなくても十分に代用できるでしょう。
まとめ:自分に合った口座管理スタイルを選ぼう
フレキシブルペイを解約した場合でも、必要に応じて紙の通帳を再発行することは可能です。ただし、自動で切り替わるわけではないため、通帳を希望する際は銀行窓口での申請が必要です。
通帳レスの便利さと、紙の通帳の安心感。どちらが自分のライフスタイルに合っているかをよく検討し、必要な対応をとることが大切です。
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