海外旅行や出張で気になるのが「クレジットカードが使えるかどうか」です。特に中国本土や香港のように現金主義の印象がある国では、VISAカードの利用可否は重要です。この記事では、中国・香港におけるVISAカードの使用状況と、注意点について詳しく解説します。
中国本土でのVISAカードの利用状況
中国ではかつてに比べて外国人向けのキャッシュレス対応が進んでいるものの、VISAカードが使える場所は限られているのが現状です。
特に地方都市やローカルなレストラン・タクシーなどでは、現金または中国のモバイル決済(WeChat PayやAlipay)しか使えないことが多いため注意が必要です。
国際ブランド対応の店舗に限れば使用可能
一方で、高級ホテル、大型ショッピングモール、空港などでは、VISA・MasterCard・American Expressなどの国際ブランドが利用可能な場合が多いです。
これらの施設では決済端末が導入されており、外国人観光客をターゲットにしていることから、比較的安心して使えます。
香港ではVISAカードが広く普及
香港ではVISAカードの利用がかなり普及しており、大多数の店舗・レストラン・交通機関でVISAカードが利用可能です。
また、Octopusカードという独自のICカード決済もあり、クレジットカードと併用して利用すると便利です。観光客でも使いやすい決済環境が整っています。
VISAカードを利用する際の注意点
- 中国本土ではPINコード入力が求められる場合がある
- 「銀聯カード(UnionPay)」の方が優遇されることがある
- 海外利用時には手数料(1.6〜2.0%程度)がかかることがある
- カードが読み取れない場合のために、予備のカードや現金を持参すること
また、現地のATMで現金を引き出すこともできますが、利用可能なATMを事前に調べておくのが安心です。
中国で便利なモバイル決済との連携方法
近年では、外国人でもWeChat PayやAlipayに国際クレジットカード(VISAやMasterCard)を紐付けて利用できるようになっています。
実際に筆者が2024年に上海に渡航した際も、AlipayにVISAカードを登録することで、ほとんどの支払いをスマホで完結させることができました。
まとめ:VISAカードは使えるが「場所による」
結論として、中国本土では「都市部の一部施設」に限り、VISAカードが使えますが、それ以外では現金や中国のモバイル決済が主流です。一方、香港ではVISAカードが広く利用されており、観光やビジネスでも安心です。
- 中国本土:一部施設のみ対応。WeChat Pay・Alipayも検討を
- 香港:ほとんどの店舗でVISAが使える
安全でスムーズな決済のために、複数の支払い手段を準備しておきましょう。
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