2024年から健康保険証の廃止に向けて段階的なマイナンバーカードとの一体化が進んでいますが、まだカード型の健康保険証を利用している人も多いでしょう。紛失や破損時に「再発行はできるのか?」と不安になる人もいるかもしれません。この記事では、健康保険証の再発行の可否や手続きについて、最新情報を交えて詳しく解説します。
健康保険証の種類と現状
現在、日本の健康保険証には主に次の2つの形式があります。
- 従来のカード型(紙製含む)健康保険証
- マイナンバーカードによる健康保険証(マイナ保険証)
2024年12月をもって紙の保険証は原則廃止される予定ですが、まだ完全移行されていないため、カード型保険証の再発行も引き続き可能です。
カード型健康保険証の再発行はまだ可能
結論から言うと、2025年8月時点でもカード型健康保険証の再発行は可能です。特に以下のような理由であれば、正当な再発行理由として認められます。
- 紛失・盗難
- 破損・汚損
- 転居や氏名変更などによる情報更新
ただし、保険者(協会けんぽ、健康保険組合、市町村国保など)によって申請方法や発行日数に差がありますので、所属する保険者の案内を確認することが重要です。
再発行の手続き方法
再発行の一般的な手順は以下の通りです。
- 保険者の窓口またはWebサイトから申請用紙を取得
- 必要事項を記入し、本人確認書類を添えて提出
- 申請後、1週間~10日程度で新しい保険証が届く(郵送または窓口受取)
例:協会けんぽに加入している場合、こちらのページから再発行申請書をダウンロード可能です。
マイナ保険証の普及と移行の流れ
2024年から段階的にマイナ保険証への切替が進んでおり、将来的には紙やカード型の保険証は廃止される予定です。しかし、当面の間は「移行猶予期間」としてカード型の再発行も継続されます。
2025年12月までは経過措置が設けられており、特に高齢者やマイナンバーカード未取得者には引き続きカード型保険証が交付される予定です。
再発行時の注意点
再発行にあたっては以下の点に注意しましょう。
- 再発行には数日〜数週間かかるため、急ぎの医療機関受診がある場合は保険者に「仮の証明書」の発行を依頼できる
- 不正利用や第三者による使用防止のため、紛失時は速やかに保険者へ連絡する
- 再発行には手数料がかかる場合もある(自治体や保険組合による)
まとめ:カード型保険証の再発行は可能だが早めの手続きを
カード型健康保険証は、2025年8月時点でも再発行が可能です。ただし、今後はマイナンバーカードとの一体化が進むため、再発行を希望する場合は早めの申請をおすすめします。
不安な点がある場合は、所属する保険者や市区町村の窓口で最新情報を確認しましょう。
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