がん保険に加入したいけれど、既往症や通院歴があると「本当に入れるのか?」と不安になります。特にコロナ後遺症や耳鳴りのような慢性的な症状がある方にとっては重要なポイントです。この記事では、告知義務と審査の実態、そして持病があっても加入可能な保険の選び方について解説します。
告知義務とは?がん保険加入時の基本知識
がん保険への加入時には健康状態を正確に申告する「告知義務」があります。これは、過去の治療歴、通院歴、投薬歴などを正直に伝える必要があるもので、事実を隠すと保険金が支払われない可能性もあります。
告知内容は保険会社ごとに異なりますが、一般的に「過去5年以内の通院・入院・手術」や「現在の持病や投薬」が対象です。
コロナ後遺症や耳鳴りは保険加入に影響する?
嗅覚異常や耳鳴りといった症状がある場合でも、重篤でない限り加入可能な保険は存在します。ただし、以下のような対応になる可能性があります。
- 条件付き加入(一部部位不担保)
- 保険料の割増
- 経過観察期間終了後の再申込み
たとえば、耳鳴りのために耳の病気が保障対象外になるなどの「部位不担保」が設定されることもあります。
引受基準緩和型がん保険という選択肢
過去の病歴や現在の持病があっても入りやすいのが「引受基準緩和型がん保険」です。告知項目が3~5問程度とシンプルで、持病があっても加入できるケースがあります。
例えば、アフラックの「やさしいEVER」や、メディケア生命「メディフィットRe」などが該当します。通常よりも保険料はやや高めですが、保障を得たい方には有効です。
実例:コロナ後遺症がある人の加入成功例
40代男性、コロナ後遺症による味覚・嗅覚障害が半年以上継続。投薬治療中だが、アクサダイレクト生命の引受緩和型がん保険に無条件で加入。部位不担保もなし。
ただし、保険会社によっては耳鼻科領域の症状を理由に特定部位が免責になる事例もありました。申し込む前に複数社での比較が重要です。
審査に通りやすくするためにやるべきこと
- 医師の診断書や経過報告書を用意しておく
- 保険ショップや乗合代理店で複数社に同時見積り
- 病気が安定している時期を狙って申込み
とくに耳鳴りや嗅覚異常などの症状は、状態が落ち着いていることを示すと審査に通りやすくなります。
まとめ:持病があっても諦めないで!
コロナ後遺症や耳鳴りなどで通院中でも、がん保険に加入できる可能性は十分にあります。通常の医療保険では加入が難しい場合も、「引受基準緩和型」や「無選択型」の商品で選択肢が広がります。諦める前に複数社へ相談することで、自分に合った保険を見つけましょう。
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