臨時収入などの機会にお米をフードバンクへ寄付したいと考える方が増えています。特に夏休み中は給食のない時期でもあり、子育て家庭への支援としてお米のニーズは高まります。本記事では、3人家族が1日でどれくらいのお米を消費するのか、そして寄付する際にどれくらいの量が喜ばれるのかを具体的にご紹介します。
3人家族が1日3食すべてご飯を炊く場合の消費量
大人1人が1食で食べるご飯の量は平均150g(炊いた状態)程度です。炊飯前の米で言うと約0.5合(約75g)にあたります。つまり、1人1日3食で1.5合(約225g)、3人では約675gが必要になります。
まとめると、3人家族が1日で消費するお米の目安は約2合×3=約6合(約900g)となります。
1ヶ月でどれくらいのお米が必要か?
上記の1日900gをベースにすると、30日で27kgのお米を消費する計算になります。
ただし、外食やパン食、麺食の日もあるため、実際の家庭では月15〜20kg前後で収まるケースが多いです。
寄付時に喜ばれるお米の量は?
家庭の状況によって理想の量は異なりますが、フードバンクからの支援では通常1家庭あたり3kg〜10kg程度を1回の単位として配布されることが多いです。
3kgあれば3人家族で約3〜4日分、5kgなら1週間前後、10kgで2週間分のご飯が賄えます。
寄付の際は「1家庭あたり5kg〜10kgを目安」として小分けにして提供することで、より多くの家庭に届く工夫になります。
古米でも喜ばれる?新米との違いと現場の声
新米にこだわる方もいますが、実際には古米でも保存状態がよければ問題なくおいしく食べられます。特にフードバンクでは量を重視する傾向が強く、古米でも多く配布できる方が喜ばれるケースもあります。
ただし、古米特有の匂いや味の変化を気にされる方も一定数いるため、状態が良好なものに限ると良いでしょう。
実際に寄付した人の体験談
ある寄付者は、「5kgずつ真空パックにして複数家庭分として寄付したところ、非常に喜ばれた」と話していました。
別の例では、保存期間を明記したうえで20kgの古米をまとめて提供し、フードバンク側で小分け対応をしてくれたそうです。
寄付前に確認すべきポイント
- 受け取り可能なお米の種類(玄米/白米/無洗米)
- 消費期限または精米日からの経過期間
- 梱包形式(紙袋/真空パック/未開封)
- 寄付受付日時や配送方法(持ち込み/郵送)
これらはフードバンクごとに異なるため、必ず事前に確認をとりましょう。
まとめ
3人家族が1日で消費するお米は約900g、月換算で15〜27kg程度となります。フードバンクへの寄付では1家庭あたり5〜10kgが目安として喜ばれる量です。
新米でなくても、状態が良好な古米ならば多くの家庭の支えになり得ます。寄付前に受け入れ条件を確認し、気持ちと工夫のあるお米支援が多くの方に届くことを願います。
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