車のローン完済後に始める！次の車購入に向けた賢い貯蓄＆資産形成の始め方

長年支払い続けた車のローンが完済した後、そのお金をどのように活用すれば将来の車購入に備えられるか悩む方は多いものです。この記事では「預金だけでは増えない」という不安を解消し、効率的にお金を増やすための方法をやさしく解説します。

ローン完済＝貯蓄チャンスの到来

まず注目すべきは、ローン完済によって毎月の出費が減ったこと。たとえば毎月2万円のローンを払っていたなら、今後はその2万円をそのまま貯蓄や投資にまわせるということです。

このタイミングで「貯蓄習慣」を続けるかどうかが、数年後の安心につながります。支出額をそのままに、使途だけを「車のローン」から「将来への備え」に変えるのがポイントです。

銀行預金の金利は現在0.001％前後。100万円預けても1年でたった10円程度しか増えません。一方で、物価は少しずつ上昇しています。つまり、実質的な資産価値は減ってしまうのです。

将来の車購入資金など中期的な目的には「資産を守りながら少しずつ増やす」方法が理想的です。

「つみたてNISA」は、国が後押しする少額投資の制度で、初心者に最適です。年間120万円までの投資に対して、運用益が非課税になるのが最大のメリット。

たとえば、毎月2万円を年利5％で運用できた場合、10年後には約310万円（元本240万円＋運用益）になる可能性があります。これが「普通預金だけでは得られないプラスアルファ」です。

投資信託は、プロが選んだ株式や債券などの金融商品を1つにまとめて少額から購入できる仕組みです。「自分で株を選ぶのは難しそう…」という方にこそ向いています。

たとえば「eMAXIS Slim全世界株式」などは、世界中の経済成長を広く分散して取り込める商品として人気があります。

実際に「車のローン完済後に投資を始めた」30代会社員のAさんは、楽天証券でつみたてNISA口座を開設。月2万円をオルカン（全世界株式）に積立し、5年で元本120万円に対して約145万円になったそうです。

始め方も簡単で、証券口座の開設→つみたてNISA申請→毎月の金額と商品を選ぶだけ。特にSBI証券や楽天証券、マネックス証券などは初心者にやさしい設計で人気があります。

ローン完済は、貯蓄や投資を始める最大のチャンスです。「ただ貯める」から「育てる」へと意識を切り替えることで、数年後の選択肢が大きく広がります。

毎月のローン返済額をそのまま「つみたてNISA」などの資産運用に活かすことで、無理なく自然に将来の備えを作っていきましょう。