カーローンの複数契約は可能?年収1000万円クラスでも押さえておくべき審査基準と注意点

ローン

カーローンは一台の車に対して一契約というイメージがありますが、実は複数のカーローンを同時に組むことも可能です。ただし、それには一定の条件や審査基準が関わってきます。今回は、年収1000万円の役職者が既存ローンの返済中に新たなローンを組む際のポイントについて解説します。

複数のカーローン契約はできるのか?

原則として、カーローンは返済能力が認められれば、複数契約が可能です。金融機関は「年収」「勤務年数」「役職」「返済負担率」「既存借入の有無」などを総合的に審査します。

例えば、既に400万円のカーローン(7年契約)を組んでおり、3年経過したタイミングで300万円の新たなカーローンを希望する場合、その時点での残債と新たな借入金額の合算が年収に対してどの程度の返済比率になるかが重要な審査ポイントとなります。

審査に通るためのポイント

  • 年収と返済比率:年収1000万円の場合、一般的に年間返済額の合計が年収の35%(約350万円)を超えなければ通過の可能性が高まります。
  • 勤務先・役職の安定性:勤続20年で役職持ちという点は金融機関にとって好印象であり、審査のプラス材料になります。
  • 信用情報:過去に延滞や事故情報がないか、信用情報機関で確認されます。クレジットカードや住宅ローンなど他の債務状況も見られます。

具体例として、既存ローンの月々返済が5万円、新たなローンの予定が4万円だった場合、合計9万円×12ヶ月=年108万円となり、年収1000万円に対して10.8%で、返済比率としては十分に許容範囲です。

利用する金融機関によって違う基準

銀行系カーローンとディーラーローンでは審査基準が異なる場合があります。銀行系は金利が低めですが審査が厳しく、ディーラーローンは審査が緩めな傾向にありますが金利が高めです。

また、一部の金融機関では「同一用途の目的ローンは重複不可」としている場合もありますので、申し込み前に条件をよく確認しましょう。

複数ローンを利用する際の注意点

仮に審査に通っても、同時に二本のローン返済を行うことにはリスクがあります。特に急な収入減や生活環境の変化が起きた際に、返済負担が重くのしかかる可能性があります。

また、新しいローンを組むことで信用情報に影響が出る場合もあり、将来的に住宅ローンなど大きな借入を検討している場合は慎重な判断が必要です。

まとめ:年収と信用力がカギを握る

結論として、年収1000万円・勤続20年・役職持ちという属性は、非常に信用度が高く、複数のカーローン契約も現実的に可能です。ただし、あくまで審査は各金融機関ごとに判断されるため、複数社に申し込む際は事前に条件をよく確認し、信用情報に悪影響が出ないように注意しましょう。

最終的には「無理のない返済計画」を立てることが、ローンとの健全な付き合い方の基本です。

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