マネーフォワードを使って家計管理をしている方の中には、d払いの利用明細をより正確に反映させたいと感じる方も多いでしょう。特にdカードを使ってd払いをしている場合、残高ではなく利用額が表示されるように設定できれば、支出の管理が格段にしやすくなります。この記事では、d払いの利用額をマネーフォワードに正しく反映させるための設定方法を解説します。
マネーフォワードにおけるd払いの初期表示仕様
マネーフォワードで「d払い」を登録すると、初期設定では「電子マネー・プリペイド」カテゴリに分類され、d払い残高(チャージ残高)が表示されるケースが一般的です。
これは、d払いを「チャージ型決済」として捉えているためで、dカード等のクレジットカード払いが利用されていても、マネーフォワード上では自動で利用額の追跡がされない場合があります。
利用額を反映させるための基本的な考え方
利用額を正確に追跡するには、d払い経由の支出をdカードの利用明細として記録することが重要です。つまり、d払いの支払い元がdカードである場合、dカードの利用履歴に「d払い〇〇円」という記録が反映されているかを確認し、それをマネーフォワードで可視化する方法を取ります。
この方法により、マネーフォワード上でd払い利用額を間接的に把握できます。
設定手順①:dカード(クレジットカード)を連携する
ステップ1:マネーフォワードの「口座」タブから「新しい口座を追加」ボタンをクリックし、「dカード」または「三井住友カード(dカード)」を検索して連携します。
ステップ2:dカードのログイン情報を入力して連携を完了させると、数日以内にクレジットカードの利用明細が取り込まれます。
設定手順②:d払いの項目を整理して重複を防ぐ
すでに「d払い(電子マネー)」が口座に登録されている場合、「d払い残高」部分は参考表示と考え、利用明細はdカード側で管理するという方針に統一しましょう。
不要であれば、「d払い(電子マネー)」口座を非表示設定または削除することも可能です。
実例:d払いでコンビニ支払いをした場合
たとえば、セブンイレブンでd払い(支払い元:dカード)を使って1,000円を決済したとします。このとき、マネーフォワード上では、以下のように表示されます。
- d払い(電子マネー)側:残高に変化なし
- dカード(クレジットカード)側:利用明細に「d払い セブンイレブン 1,000円」が記録
このように、実際の支出はdカードに集約されるため、支出管理上はdカード明細の確認が重要となります。
注意点:d払いの一部明細はdカードに反映されない場合がある
d払いには「電話料金合算払いやポイント利用」など、dカード以外の決済手段が利用される場合があります。そのため、全てのd払い取引がdカードに反映されるとは限りません。
このような場合は、マネーフォワードの「手動入力機能」や「メモ機能」を使って個別管理することが推奨されます。
まとめ:支払い元を把握して正確な家計管理を
d払いの利用額をマネーフォワードで管理したい場合は、支払い元となるdカードの連携と明細管理が鍵です。d払い自体では残高しか表示されないため、dカード明細で実際の利用額を追跡しましょう。
適切に口座連携と分類を行えば、マネーフォワードでのd払いの見える化が可能になります。使い方を工夫して、より正確でストレスのない家計管理を実現しましょう。
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