月収15万円台で社会保険に加入するとどうなる?保険料の目安と加入のメリット・デメリット

社会保険

パートやアルバイトなどで月収15万円前後の方が、社会保険に加入するべきか悩むことは少なくありません。今回は、月収15万円〜15万5000円程度の方が社会保険に加入した場合にかかる保険料の目安と、加入することのメリット・デメリットを解説します。

社会保険とは?含まれる制度を整理

社会保険は主に以下の4つで構成されます。

  • 健康保険(医療費の補助)
  • 厚生年金保険(将来の年金)
  • 介護保険(40歳以上)
  • 雇用保険(失業給付)

パート・アルバイトの方でも、週20時間以上働くなどの条件を満たせば社会保険の加入対象になります。

月収15万円〜15万5000円の社会保険料の目安

具体的な保険料は地域や保険組合により異なりますが、おおよその目安を以下に紹介します(2025年時点、東京都の協会けんぽ・厚生年金の場合)。

項目 月額の目安
健康保険(本人負担分) 約7,000〜7,200円
厚生年金(本人負担分) 約13,000〜13,400円
雇用保険 約450円(0.6%程度)

合計すると、毎月約20,500円前後が社会保険料として控除されます。

国民健康保険・国民年金との比較

自営業や社会保険未加入の方は、国民健康保険と国民年金に加入する必要があります。

たとえば、同じ収入帯での国民健康保険料の目安は約8,000〜15,000円、国民年金保険料は一律で月額16,980円(2025年度)です。合計で月額約25,000〜32,000円となるため、社会保険の方が割安になる場合もあります。

社会保険に加入するメリット

主なメリットは以下のとおりです。

  • 厚生年金は将来の年金額が増える
  • 傷病手当金や出産手当金がある
  • 扶養制度により家族の保険負担が軽減される可能性

特に将来年金をしっかり受け取りたい方には大きな利点があります。

デメリットや注意点も確認しておこう

手取りが減る、扶養内で働きたい場合に不利、などのデメリットもあります。勤務先の就業条件によっても変わるため、加入する前に総合的な視点で判断しましょう。

また、勤務時間や雇用期間などで加入条件を満たしていないと、たとえ希望しても加入できない場合もあります。

まとめ:社会保険は将来の安心につながる選択

月収15万円〜15万5000円であっても、社会保険に加入することで将来的な保障が大きくなります。手取りがやや減る一方で、病気や出産、年金といったライフイベントへの備えとして心強い制度です。

自分の働き方と将来設計を踏まえたうえで、国保との比較や勤務先との相談も行いながら最適な選択をしましょう。

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