JCBが提供する「JCB CARD W」と「JCB CARD S」は、それぞれに魅力のあるプロパーカードです。両方を手に入れて使い分けたいと考える人も多いですが、実際に同時保有は可能なのでしょうか?この記事ではその可否と、申込みにおける注意点を詳しく解説します。
JCBの発行ルール:原則として1枚制限
JCBは自社発行カード(いわゆる「プロパーカード」)について、1人1枚のみ保有可能というルールを原則としています。つまり、「JCB CARD W」か「JCB CARD S」のいずれか一方しか基本的に所有できません。
例えば、すでにJCB CARD Wを所有している状態でJCB CARD Sを新たに申し込もうとすると、既存のカードを解約するか切り替える必要があります。
JCB CARD WとSの主な違いを整理
項目 | JCB CARD W | JCB CARD S |
---|---|---|
年齢制限 | 18歳〜39歳まで申込可 | 年齢制限なし |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 通常の2倍(1.0%) | 標準(0.5%) |
利用シーン | ネットショッピングや高還元狙い | 安定した利用者向け |
このように、JCB CARD Wは高還元率を求める若年層向けであるのに対し、CARD Sは年齢を問わず安定した利用者向けのオーソドックスなカードです。
どうしても両方使いたい場合の選択肢
原則として両方同時保有はできませんが、以下のような代替手段も存在します。
- 家族カードを活用する:例えば本会員がWカードを保有し、配偶者などがSカードの家族カードを持つ
- 法人カードや提携カードを別途保有:JCBブランドの別発行会社(例:楽天JCB、セブンカード・プラス等)を持つことは可能
- カード切り替え手続きを利用:既存のJCB CARD Wを解約し、改めてCARD Sを申し込む(またはその逆)
ただし、カード切替の場合にはポイントの移行や利用明細の移動が行われないこともあるため、実行前にカスタマーセンターに確認するのがおすすめです。
申込時の注意点と審査への影響
同時に複数のJCBカードを申し込むと、システム的に自動キャンセルや審査落ちとなる場合があります。特に、短期間に複数枚の申込みを繰り返すと「多重申込み」と見なされるリスクがあるため、計画的に行動しましょう。
審査は属性(年収、職業、信用情報など)によっても左右されるため、慎重な判断が求められます。
まとめ:WとSの同時保有は不可、切替や代替策を検討しよう
JCB CARD WとJCB CARD Sの同時保有は、JCBの原則上は不可とされています。しかし、ライフスタイルや用途に応じてどちらかを選択する、あるいは切替や提携カードなどの活用で柔軟に対応することは可能です。
カード選びに迷った際は、自身の消費傾向や年齢、還元率などを比較検討し、最もメリットが高い選択を行いましょう。詳細はJCB公式サイトのこちらもご確認ください。
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