送金ミスは誰にでも起こり得るトラブルですが、特にネットバンキングでは口座番号の1桁違いなどによる誤送金が少なくありません。この記事では、PayPay銀行からゆうちょ銀行へ送金した際に口座番号を間違えてしまった場合の対応方法を、実例とともに丁寧に解説します。
間違った口座に送金したらお金はどうなる?
結論から言えば、振込先口座番号に該当する口座が存在しない場合、原則として自動で返金(組戻し)される可能性があります。
しかし、存在する別人の口座に誤って送金された場合は、銀行を通じた組戻し依頼が必要になり、本人の同意を得る必要があるため、時間がかかる場合もあります。
送金ミス発覚時の緊急対応手順
- 1. すぐにPayPay銀行カスタマーセンターに連絡:
送金内容を伝え、「組戻し(くみもどし)」を依頼します。 - 2. 組戻し依頼には手数料が発生:
PayPay銀行では770円(税込)の組戻手数料が必要です。 - 3. 返金までの期間:
最短でも数営業日〜2週間程度かかることが一般的です。
組戻し受付は平日のみ対応の場合もあるため、早めの連絡が鍵となります。
ゆうちょ銀行側での処理はどうなる?
ゆうちょ銀行の口座番号は記号・番号の形式ですが、PayPay銀行側では通常の銀行コード+口座番号として変換処理が行われます。
誤って存在しない口座番号に送金された場合、ゆうちょ側で受取処理ができず、数日後に自動返金処理が行われるケースもあります。
ただし、送金ステータスが「受付済」や「振込完了」と表示されている場合は、PayPay銀行に組戻し申請しない限り返金されないことが多いです。
実際の事例:返金にかかった日数
ある利用者のケースでは、誤って存在する他人の口座に送金してしまい、組戻し申請から返金完了まで約10営業日かかっています。
また別の事例では、口座番号の存在確認で数日かかり、その後ゆうちょ側の確認でさらに5営業日要したという報告もあります。
よくある誤解と注意点
- 受付済でも即振込完了とは限らない:送金は翌営業日扱いのケースもあるため、早期対応が間に合う可能性あり
- 相手が同意しないと返金できないことも:間違って他人の口座に振り込んだ場合、銀行が相手に返金をお願いする形になります
- 土日・祝日は対応不可:金融機関の営業時間内に動く必要あり
まとめ:送金ミスへの最短リカバリー手順
・PayPay銀行からの誤送金は「組戻し依頼」をすぐに申請すれば対応可能
・送金先の口座が存在しない場合、自動返金となる可能性もあり
・返金には1〜2週間前後かかる場合が多く、即時返金は難しい
・PayPay銀行のカスタマーセンターに平日なるべく早く連絡を
万が一のトラブルでも冷静に行動すれば、返金の可能性は十分にあります。送金先情報の再確認を常に心がけましょう。
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