ローンやキャッシングを検討する際、「どのくらいの金利になるのか?」は非常に重要なポイントです。たとえば、120万円を借りて月3万円を48回支払う場合、総返済額は144万円になりますが、これがどの程度の金利に相当するのか気になる方も多いでしょう。この記事では、計算方法から金利の目安、そして便利なシミュレーターの紹介まで、実例を交えて解説します。
返済総額と借入金額から見る利息の実態
今回のケースでは、借入金額が120万円で、月3万円を48ヶ月(4年間)返済し、合計で144万円を支払うことになります。つまり、利息総額は24万円(144万円-120万円)です。
この利息24万円をもとに金利を割り出すには、単純な計算だけでは正確には求められず、年利(実質年率)を求めるにはローンの複利計算が必要となります。
実質年率はおおよそ6.8%前後
この条件での年利(実質年率)を計算すると、おおよそ6.7~6.9%程度になります。市販の金融電卓やオンラインローン計算サイトでは、正確な年利を簡単に確認できます。
例として、金融庁公式のローン計算ページや、住宅金融支援機構の計算ツールなども活用できます。
ローンの種類や返済方法によって金利計算は変わる
今回のように「毎月同じ金額を支払う」方式は「元利均等返済」と呼ばれます。この方式は支払額が一定になる代わりに、利息部分が返済初期に多くかかる仕組みです。
一方で「元金均等返済」を選択すると、初月の返済は多くなりますが、毎月の利息が減っていくためトータルの利息は抑えられます。
無料で使えるローン金利計算ツールの活用
実質年率を正確に知りたい場合、以下のような無料ツールを活用するのがオススメです。
上記リンクにアクセスし、「借入金額」「返済回数」「返済額」などを入力することで、実質年率や支払総額を自動で算出できます。
ローン金利は交渉できる可能性もある
特に銀行系ローンでは、信用力や勤続年数、他の取引状況などにより金利が優遇される場合もあります。同じ金額を借りるにしても、金利1%の差で総返済額に大きな違いが生まれます。
複数の金融機関で事前審査を受けて比較することが、よりお得に借りるためのコツです。
まとめ:数字に強くなれば無駄な金利を払わずに済む
「月々の返済額」や「返済回数」だけでは見えづらい金利の実態も、正しい計算方法を知れば簡単に把握できます。今回のように120万円を48回払い(3万円×48回)で返す場合、年利はおおよそ6.8%前後というのが一つの目安になります。
ローンを組む際には、総支払額と金利のバランスを見極め、無駄な支出を抑える意識が大切です。無料の計算ツールなどを活用して、納得のいく返済プランを立てていきましょう。
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