車両料率クラスが高いと、自動車保険の加入や保険料に大きな影響を与えることがあります。特にネット型自動車保険の場合、車両料率クラス17のような高リスク車両では加入制限がかかるケースもあります。しかし、すべての保険会社が対象外としているわけではありません。本記事では、車両料率クラス17でも加入できるネット自動車保険について、選び方や注意点を交えて詳しく解説します。
車両料率クラスとは?高リスククラスの意味
車両料率クラスとは、過去の事故データや修理費用の傾向などをもとに、車種ごとのリスクを1〜17の段階で評価したものです。クラス17は最もリスクが高いとされており、その分、保険料も高額になる傾向があります。
高級輸入車やスポーツカー、修理費がかかるモデルなどはこのクラスに該当しやすく、ネット型の自動車保険では保険会社の引受条件に抵触することもあります。
ネット型自動車保険は引受条件が厳しめ
ネット型自動車保険は、コストを抑えたシンプルな商品設計が魅力です。しかしその分、車両料率クラスの高い車は引受対象外とされることがあります。特にクラス17はその代表例です。
たとえば、一部のネット型保険ではクラス17の車両はそもそも見積もりフォームでエラーとなり、保険料の確認すらできない場合もあります。
それでも加入できる可能性のある保険会社
チューリッヒ保険のように、比較的柔軟な引受姿勢を持つネット型保険会社も存在します。以下は一例です。
- チューリッヒ保険:特定車種を除き、クラス17でも加入可能な場合があります。
- SBI損保:車両料率クラスが高くても、一部引受可能。
- イーデザイン損保:見積もり条件次第では、対象となる場合も。
いずれも、車両の年式や運転者条件、補償内容によって引受可否が変わるため、一括見積もりサイトなどでの確認が有効です。
見積もり時のチェックポイント
クラス17の車両でも加入可能性を高めるためには、次のような点に注意して見積もりを取得しましょう。
- 走行距離を短めに設定(年5000km以内など)
- 運転者年齢条件を「30歳以上」などリスクの低い区分に
- 補償内容は「車両保険なし」または「エコノミー型」にする
これにより、リスクを軽減でき、保険会社の引受判断にプラスに働く可能性があります。
高リスク車両は代理店型との比較も視野に
ネット型での引受が難しい場合、代理店型の保険に切り替えるのも選択肢です。特に外車やスポーツカーなどは、代理店型の方が保険会社との調整が利きやすくなります。
実際に筆者が見積もった際、ネット型でエラーとなった輸入車でも、代理店型では問題なく契約でき、内容も柔軟に調整可能でした。
まとめ:クラス17でも加入可能なネット保険は存在する
車両料率クラス17でも、加入できるネット型自動車保険は存在しますが、すべての保険会社が対応しているわけではありません。保険会社によって条件は異なりますので、一括見積もりサイトなどで複数社を比較することが重要です。
もしネット型で難しい場合は、代理店型も選択肢に加え、自身に合った保険を選びましょう。加入できるかどうかで悩んでいる方は、まずは見積もりを取ってみることをおすすめします。
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