「お金が貯まらない」「リボ払いが膨らんで返済に追われている」「将来が不安で気が重い」──そうした悩みを抱える30代は決して少数ではありません。本記事では、貯金がない・借金がある状態から脱却するための現実的なステップを具体的にご紹介します。
今の状況を整理しよう:数字に向き合うのが第一歩
まずは現状の把握が最優先です。年収400万円に対して、貯金30万円、積立NISA50万円、リボ残高50万円、月のクレカ支払いが20万円──これは非常に危険な兆候です。家計の収支バランスが崩れている状態といえます。
ポイントは「感情」ではなく「数字」で冷静に見ること」。家計簿アプリやエクセルでもいいので、支出の内訳と借金の詳細を整理しましょう。
リボ払いは危険!まずは返済の優先順位をつける
リボ払いは高金利(15%程度が多い)で、元本が減りにくい構造です。最優先で返済対象にすべきです。
- 高金利の借金(リボやカードローン)から返済を開始
- 複数あるなら「借り換えローン」や「おまとめローン」を検討
- どうしても返済が難しい場合は任意整理も選択肢
任意整理とは、弁護士や司法書士を通じて利息の減額や返済額の軽減を交渉する手続きです。信用情報に傷はつきますが、生活再建には有効です。
生活を見直す:支出の固定費を削る
節約はストレスになると継続できませんが、「固定費の見直し」は一度の見直しで効果が続きます。
- 格安SIMへの乗り換え
- サブスクの見直し(使っていないものを解約)
- 保険の見直し(掛け捨て・不要な特約削除)
たとえば携帯代が月8,000円→2,000円にできれば、年7万円以上の節約になります。
ストレス浪費をやめるには「代替行動」を用意する
仕事のストレスからつい浪費してしまうという人は、浪費に代わる「感情の逃げ道」が必要です。
- 運動(散歩・ジム通い)
- 読書や映画(サブスクを活用)
- SNS断ちで心の余裕を確保
浪費を「禁止」するより、「別の快」を先に用意しておくことが継続のコツです。
専門家に相談するのも有効な手段
借金・家計・メンタルの悩みは、専門家に相談することで解決の糸口が見つかります。
- 法テラス(無料法律相談)
- 全国銀行協会:多重債務相談窓口
- 自治体の消費生活センター
相談は早ければ早いほど選択肢が増えます。ひとりで抱え込まず、声を上げてください。
まとめ:まずは「一歩だけ」踏み出してみよう
お金の問題は誰にでも起こり得ます。しかし、現状を受け入れて、少しずつでも改善策を実行していけば、未来は変えられます。
「今日からレシートを取っておく」「使っていないサブスクを1つ解約する」「専門機関にメールで相談する」──その一歩が、大きな変化をもたらすきっかけになります。
どうか、自分を責めすぎず、できることから始めてみてください。
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