カナダでのワーキングホリデーや留学後、CIBC銀行の口座を解約せずに帰国した方も多いでしょう。しかし、口座を放置すると手数料が発生し、最終的には残高が没収される可能性があります。本記事では、日本からCIBCの口座を解約する方法と注意点を詳しく解説します。
CIBC口座の解約に関する基本情報
CIBC銀行では、口座の完全な解約は原則としてカナダ国内の支店での対面手続きが必要とされています。特に、savings(普通預金)口座のみを保有している場合、電話やオンラインでの解約は認められていません。
ただし、checking(当座預金)口座とsavings口座の両方を保有している場合、電話での手続きにより解約が可能なケースもあります。
放置した場合の手数料とリスク
口座を放置すると、以下のような手数料が発生します。
- 2年間取引がない場合、口座は「休眠口座」と見なされ、年間20カナダドルの手数料が発生します。
- 5年目以降は手数料が増加し、最終的には残高がカナダ政府に没収される可能性があります。
これらの手数料は、口座の種類や残高に関係なく適用されるため、注意が必要です。
日本から解約するための代替手段
カナダに再渡航せずに口座を解約するための代替手段として、以下の方法があります。
- 電話での手続き: CIBCの電話バンキング(1-800-465-2422)に連絡し、解約の相談を行います。日本からはSkypeを利用して無料で通話することが可能です。通話時には、3桁の電話用PINが求められる場合がありますが、#キーを数回押すことでスキップできます。
- 共同名義人の追加: 信頼できるカナダ在住の知人を共同名義人として追加し、その方に解約手続きを代行してもらう方法もあります。ただし、手続きには双方の同意と必要書類が求められます。
- 口座残高の引き出し: 口座を完全に解約できない場合でも、残高を引き出してゼロにすることで、将来的な手数料の発生を防ぐことができます。
手続きの際の注意点
電話での手続きを行う際は、以下の点に注意してください。
- 通話時間は長くなる可能性があるため、時間に余裕を持って連絡しましょう。
- 本人確認のため、口座情報や個人情報を正確に伝える必要があります。
- 解約手続きが完了した後は、オンラインバンキングへのアクセスが制限される場合があります。
まとめ
CIBC銀行の口座を日本から解約することは容易ではありませんが、電話での手続きや共同名義人の追加など、いくつかの代替手段があります。口座を放置すると手数料が発生し、最終的には残高が没収されるリスクがあるため、早めの対応が重要です。自身の状況に応じて最適な方法を選択し、不要な手数料の発生を防ぎましょう。
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