給与の振込先が三菱UFJ銀行に指定されているけれど、実際に使いたいメインバンクは福岡銀行という方も少なくありません。その場合、「自動的にUFJから福岡銀行にお金を移せる方法はないか?」と考えるのは自然です。この記事では、三菱UFJ銀行から福岡銀行へ給料を自動で移すための方法や代替手段について詳しく解説します。
結論:三菱UFJ銀行には口座間の自動振込(自動送金)機能はない
2025年現在、三菱UFJ銀行では、特定の入金(たとえば給与)をトリガーにして他行へ自動で資金移動するような「口座連携機能」や「自動振込予約」は提供されていません。つまり、UFJから福岡銀行へ定期的に自動送金する仕組みを銀行単体で完結させることはできないのが現状です。
そのため、別の方法での対応が必要になります。
定額自動送金サービスを活用する方法
三菱UFJ銀行では「自動送金サービス」というサービスを提供しています。これはあらかじめ設定した金額を、毎月決まった日に自動的に指定口座(他行含む)に送金するものです。
ただしこのサービスは、窓口または郵送での申し込みが必要であり、インターネットバンキングからは設定できません。また、1回の送金ごとに所定の手数料(福岡銀行宛なら220〜330円程度)がかかります。
設定例:毎月25日に5万円を福岡銀行の自分名義口座へ自動送金
三菱UFJダイレクトの「振込予約」で手間を軽減
完全な自動ではありませんが、「三菱UFJダイレクト(ネットバンキング)」を使えば、振込予約機能を使って手動での定期的な振込を簡単に管理できます。
たとえば、給料日翌日に振込予約を入れておけば、ログインしてワンタップで振込を実行するだけ。毎月同じ作業を繰り返す手間を減らせるという点で、有効な選択肢です。
他の選択肢:振込アプリや外部自動振替サービス
FinTech系のサービスを使えば、複数口座を一元管理したうえで、自動的に資金を移動することも可能です。
- Money Forward MEやZaimなどの家計簿アプリ:入出金の可視化に便利
- バンクアプリ(旧みずほWallet)など、一部アプリでは銀行間送金も操作が簡易
- 自動引落し・振替設定が可能なクレジットカードやサービス利用を通じて間接的に移動させる方法も
ただし、これらはUFJ銀行と福岡銀行の両方がアプリの対応銀行である必要があり、また「即時送金」ではない場合もあるため注意が必要です。
実例:複数口座を連携し、生活費と貯金を分けて管理
ある30代会社員は、三菱UFJ銀行を給与振込口座として受け取り、毎月25日に「定額5万円」を福岡銀行口座へ自動送金。さらに福岡銀行口座からは、電気・ガス・クレカ引き落としを設定し、残った金額が自動的に生活費に。
「自分で管理しなくても自動で仕分けされるのが便利。実質的に給料が使いやすい口座へ流れるイメージ」と語っています。
まとめ:完全自動は難しいが「定額自動送金」で代替可能
三菱UFJ銀行から福岡銀行への自動連携は、技術的に直接的なひも付けはできませんが、「定額自動送金」や「振込予約」などを活用することで、実質的に同じことが実現可能です。
手数料や手続きの手間を考慮しながら、生活スタイルに合った資金移動方法を選びましょう。もし大きな手間を感じるなら、給与振込先の変更を検討するのも一つの選択肢です。
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