月収13万7000円は多い？少ない？女性の生活実態と平均収入から見えてくる現実

月々の収入が13万7000円という金額は、生活に対して十分なのか、それとも不足しているのか。特に一人暮らしの女性がこの収入で暮らすとなると、気になるのは「家賃を含めて生活できるのか」という点です。本記事では、月収13万7000円が“多い・少ない・普通”のどれにあたるのかを、国の統計や実際の生活実態をもとに詳しく解説していきます。

日本における女性の平均月収と比較して

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」（令和5年）によると、女性の平均月収（所定内給与）は約25万円前後です。ただし、これは正社員やフルタイム勤務の平均であり、パートやアルバイトを含めた女性の平均はそれよりも下がります。

特に20代〜40代の非正規雇用者では、月収13〜15万円台が多く、地方ではこれが一般的なケースもあります。そのため、13万7000円という金額は「低めだが珍しくはない」と言えるでしょう。

生活費の内訳：家賃込みで13万7000円は可能か？

月収13万7000円の中で家賃と光熱費を支払うと、自由に使えるお金は限られます。たとえば。

このように、節約を心がければ生活は可能ですが、余裕はほとんどありません。突発的な出費や娯楽、美容費などに充てるのは難しく、継続的な貯金も難しいラインです。

地域差が与える影響：都市と地方では全く違う

同じ13万7000円でも、住む地域によって「足りるか足りないか」は大きく変わります。たとえば、東京23区で家賃5万円以下の物件を探すのは至難の業ですが、地方都市や郊外では可能です。

実際に福岡や札幌、広島といった地方都市では、ワンルームや1Kで家賃4〜5万円台の物件も多く、公共交通機関のコストも抑えられるため、都市部よりも生活しやすい環境にあると言えます。

世帯構成による違い：一人暮らしか実家か

13万7000円が「少ない」と感じるかどうかは、その人の生活スタイルにもよります。一人暮らしであればギリギリの生活になる一方で、実家暮らしで家賃や食費がかからなければ、かなり余裕のある生活も可能です。

特に20代前半などでは、実家暮らしで働きながら貯金をしている人も多く、そうした状況では月13万円台でも“普通”または“十分”と感じられるかもしれません。

世間の声やSNSでの実例

実際にSNSやブログなどでは、収入13万円台で生活する女性の声も見られます。多くは節約を徹底しており、自炊、家計簿アプリの活用、格安SIMの利用など工夫を凝らしています。

「毎月きちんと家計を管理していれば、13万円台でも十分生活できます。ただ、余裕がない分、急な出費には対応しにくいですね」という声もあるように、生活が破綻するほどではないけれど“余裕はない”というのが共通した意見です。

まとめ：13万7000円の月収は「普通」ではないが「不可能」でもない

13万7000円の月収は、全国平均と比べるとやや少なめであるものの、地域や生活スタイルによっては十分に生活可能な金額です。一人暮らしをするには節約が欠かせませんが、実家暮らしなどの環境が整っていれば「普通」と感じる人も少なくないでしょう。

重要なのは、収入の多寡よりも「その収入でどのように生活設計をするか」。工夫と選択次第で、13万7000円でも豊かな暮らしは実現できます。