PayPayの中でも「PayPayクレジット」は比較的新しい支払い手段として登場し、あと払い機能や支払いの自由度が注目されています。ではこのPayPayクレジットで友達への送金やQRコードを使った支払いができるのか?本記事では、その仕組みや制限、代替方法について詳しく解説します。
PayPayクレジットとは?通常の残高との違い
PayPayクレジットは、ソフトバンクグループが提供する「あと払い」の支払い方法で、事前に残高をチャージしなくても支払いができる仕組みです。利用分は翌月まとめて請求される仕組みで、クレジットカードに近い感覚で使えます。
通常のPayPay残高との大きな違いは、送金や割り勘といった個人間送金の用途に対応していないことです。
PayPayクレジットで送金はできる?
現時点でPayPayクレジットを使って個人間送金(PayPay ID宛てや電話番号宛ての送金)はできません。PayPayで送金を行うには、「PayPayマネー」または「PayPayマネーライト」と呼ばれる残高が必要です。
そのため、送金したい場合は、銀行口座やATMなどからPayPay残高にチャージしてから送金する必要があります。
QRコードでの支払いは可能か?
PayPayクレジットは、加盟店などでのQRコード決済には対応しています。たとえばコンビニやレストランなどでの支払いで、PayPayクレジットを選択すれば、「あと払い」で決済が可能です。
ただしこの場合、相手が個人(友人や知人)である場合は利用できません。これはPayPayクレジットの利用規約でも明記されており、法人加盟店など特定の対象でのみ利用できます。
PayPayで送金できるのはどの残高?
PayPayでは送金に使える残高が限定されています。
残高種別 | 送金可否 |
---|---|
PayPayマネー | ○(銀行チャージなどから) |
PayPayマネーライト | ○(クレカ経由など一部制限あり) |
PayPayポイント | ×(送金不可) |
PayPayクレジット | ×(送金・個人宛QR不可) |
送金を頻繁に行いたい人は、PayPayマネーに該当するチャージ方法を利用するのがベストです。
代替策:送金したい場合の対応方法
どうしてもPayPayで送金をしたい場合は、以下の方法を検討しましょう。
- 銀行口座からPayPayマネーにチャージして送金する
- PayPayクレジットはあくまで支払い用として使う
- 送金だけ他のアプリ(LINE Payや銀行アプリ)で対応する
また、PayPayマネーとしてチャージした金額は、一定条件を満たせば出金することも可能です。
まとめ:PayPayクレジットは送金には使えない
PayPayクレジットは便利なあと払い決済手段ですが、送金や個人宛てQR支払いには非対応です。友人や家族への送金を考えている場合は、PayPayマネー残高を使うことが必須となります。
用途に応じて、クレジットと残高を使い分けることで、より安全でスムーズなキャッシュレス生活が可能になります。
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