ネットショッピング中の通信エラーで注文が通らなかったにも関わらず、PayPayで決済が「完了」状態になってしまった場合、利用者としては困惑してしまいます。今回は、こうしたケースで返金されないままになっているときに取るべき対応について詳しく解説します。
通信エラーでも決済が「完了」になる理由
PayPayでは、店舗側が注文をキャンセルまたは取り消した場合でも、タイミングによっては「支払い受付」から「決済完了」に自動的にステータスが変わることがあります。これはPayPayのシステム上、キャンセルデータの送信が遅れる、または正常に処理されていない場合に起こります。
特にネットショップでは、決済処理と注文処理が別システムのため、注文が失敗しても決済が進行してしまうことがあります。
「決済完了」でも返金される可能性がある
店舗が本当にキャンセル処理を行っていれば、PayPay側にはその取り消しデータが届き、後日「返金完了」へと反映されるはずです。ただし、その反映には1日~1週間程度のタイムラグが生じる場合があります。
このため、店舗の「取消対応しました」という返答が本当であっても、タイミングによっては利用者側の画面ではまだ「決済完了」と表示され続けるケースがあります。
本当に取消処理されたかを確認する方法
次のアクションを取ることで、進捗を確認できます。
- 店舗に「PayPay管理画面からの取消処理の実施日・受付番号・返金処理ステータス」を確認する
- PayPayアプリの取引履歴で「返金」表示がないかを日を追って確認する
- 数日経過しても変化がない場合は、PayPayカスタマーサポートに連絡して状況確認を依頼
PayPay公式サポートへの問い合わせはこちらから行えます。
問い合わせはどちらにすべきか?店舗かPayPayか
基本的には、まずは店舗側に返金処理が実際に実行されているかを再確認してください。理由は、決済キャンセルを行う操作は店舗にしかできないためです。
店舗側で「処理済」と言いながらも、実際にはキャンセル申請が漏れていたり、未完了のまま処理が止まっているケースもあるため、処理完了日やステータスを明示的に尋ねることが大切です。
返金処理が行われていない場合の対応
店舗側が協力的でない、または返金処理の履歴がないと判明した場合、次のステップとしてPayPayに状況を説明し、支払い取消の仲裁を依頼することができます。
また、商品が届いていないにもかかわらず決済が確定している状況であれば、消費者センターへ相談することも視野に入れるべきです。
まとめ:まずは店舗へ、必要に応じてPayPayと消費者センターへ
決済トラブルの多くは「店舗側の処理遅れ」または「PayPayシステムへの反映遅れ」が原因です。焦らずにまずは店舗へ再度丁寧に問い合わせを行い、処理内容を確認することが最善策です。
それでも解決しない場合は、PayPayカスタマーサポートや、必要であれば消費者センターの活用も検討しましょう。被害を最小限に抑えるには、記録を残しながら段階的に対応を進めることが重要です。
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