ATM手数料は日常の細かな出費の中でも見落とされがちな部分ですが、積み重なると意外と大きな金額になります。特に地方銀行を利用している方がコンビニATMを頻繁に使う場合、手数料がかさんでしまうケースも。そんな中、「ろうきん(労働金庫)」への乗り換えを検討する方が増えています。本記事では、地方銀行とろうきんの違いを中心に、ATM手数料の観点から最適な選び方を解説します。
地方銀行のATM手数料の現状
地方銀行の多くは自社ATMの利用に関しては無料ですが、コンビニATMや他行ATMの利用には110円〜330円程度の手数料がかかることが一般的です。特に深夜や休日などの時間帯には、さらに加算されるケースもあります。
例えば、ある地方銀行では平日昼間のコンビニATM利用で220円、休日や夜間では330円の手数料が発生します。これを月に4回利用すると約1,000円もの手数料となり、年間では1万円を超える負担になることも。
ろうきん(労働金庫)のATM手数料メリット
ろうきんは手数料無料のATMネットワークが広いことが特長です。以下のような提携先での無料利用が可能です。
- ゆうちょ銀行ATM:平日・土曜は原則無料
- セブン銀行・ローソン銀行・イーネット:月3回程度まで無料
- ろうきんATM相互利用:全国のろうきんATMで無料
特にコンビニATMを頻繁に使う人には大きな利点となります。
具体的な利用シーンで比較
たとえば、地方銀行を使っているAさんと、ろうきんに切り替えたBさんのケースを比較してみましょう。
Aさん:毎週末コンビニATMを利用(手数料220円×4回=月880円)
Bさん:ろうきんの無料枠内で利用(0円)
このように、ATMの使い方次第で1年で1万円近くの差が出ることになります。
手数料以外にもあるろうきんの利点
ろうきんは利便性だけでなく、住宅ローンやマイカーローンの金利が比較的低い点や、営利目的ではない非営利組織であることもメリットです。生活者目線のサービスが多く、家計管理のしやすさにもつながります。
また、公式サイトで各地域のろうきんATMや手数料の詳細も確認できます。
地方銀行とろうきん、どちらを選ぶべき?
地方銀行も地域密着のサービスや支店の多さ、対面相談などのメリットがあります。一方、ATM手数料の節約やネットワークの広さを重視するなら、ろうきんの方が有利と言えるでしょう。
自分の生活スタイル(ATMの利用頻度、利用時間帯、提携ATMの位置)に合わせて最適な金融機関を選ぶことが重要です。
まとめ:コンビニ利用が多いなら、ろうきんは選択肢として有力
コンビニATMを日常的に利用している方にとって、ATM手数料の違いは家計にじわじわ効いてきます。ろうきんの無料枠や提携ネットワークをうまく活用すれば、無駄な出費を減らすことが可能です。
手数料を見直すことは、節約の第一歩。ろうきんへの口座開設も一度検討してみてはいかがでしょうか。
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