若く健康なうちは「医療保険は不要では?」と思いがちですが、突然の病気やケガが生活に与える影響を考えると、備えておくべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、エポスカードの団体医療保険の案内を受けた20代独身男性会社員のケースを例に、医療保険の必要性や選び方について解説します。
医療保険が必要かどうかを判断する前に考えたいこと
まずは、自分の生活状況とリスクについて把握することが大切です。以下のような項目を整理しましょう。
- 会社員であれば傷病手当金がある(給与の約67%)
- 公的医療保険で高額療養費制度も利用可能
- 貯金やNISAでの運用資産があるか
- 扶養家族の有無
たとえば、独身で実家が近い・貯金もある方であれば「今すぐ高額な民間保険は不要」と判断することもできます。
団体医療保険の特徴とメリット
エポスカードなどが案内する団体医療保険には以下のようなメリットがあります。
- 個人契約より保険料が割安
- 申し込みが簡単
- 最低限の補償内容が揃っている
一方で、保障内容が一律でカスタマイズできないことが多く、自分に本当に合った補償かどうかは冷静に見極める必要があります。
月3000円の医療保険 vs NISA積立:どちらが得か?
仮に30歳までの7年間、毎月3000円の保険料を払うと総額約25万円。大きな入院や手術がなければ、ほぼ「使わずに終わる」ことになります。
一方、同じ金額をNISAで年利5%で積立運用した場合、7年後には約29万円になります(複利効果)。この差額は小さくないですが、「保険は万が一の備え」であることを忘れてはいけません。
必要最低限の備えだけにするという選択肢
「貯金はあるけど心配」という方には、医療保険の中でも以下のような最低限の保障をカバーするタイプが向いています。
- 日額5000円の入院保障
- 先進医療特約(保険適用外の高度治療費)
- 手術給付金
月1000円台〜2000円台で加入できる保険も多く、「安心料」として納得できる方も多いです。
パンフレットが届いたら必ず確認すべきポイント
パンフレットが届いたら、以下の点を確認してください。
- 保険料と保障内容のバランス
- 免責期間や支払条件(3日以上入院しないと出ないなど)
- 入院・通院・手術の支払限度額
- 通院のみの治療でも対象になるか
わからない部分はそのまま契約せず、ファイナンシャルプランナーや保険相談窓口で第三者の意見を聞くことをおすすめします。
まとめ:今は「備えすぎない勇気」も選択肢
20代のうちは、健康リスクよりも資産形成を優先する選択肢も有効です。保険に入ることで安心を得るか、それとも将来のための資産を増やすか、自分の価値観と状況に合った判断をしましょう。
最も大切なのは「なんとなく」加入するのではなく、自分に必要な保障を納得して選ぶことです。焦らず、比較・相談を重ねて判断しましょう。
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