御即位記念10万円金貨をお持ちの方の中には、実際に売却を検討している人も多いのではないでしょうか。特に最近の金相場の高騰を受けて、「いくらで売れるの?」「その日の金価格と同じになるの?」と疑問を抱く方も増えています。本記事では、御即位記念金貨の買取価格の決まり方と、損をしないためのポイントについて詳しく解説します。
御即位記念10万円金貨とは?
御即位記念金貨は、天皇陛下の御即位を記念して1990年に発行された純金製(24K)の記念硬貨です。額面は10万円ですが、素材が純金で重さは約20gあるため、実際の価値は金の相場に大きく左右されます。
額面が10万円とはいえ、これはあくまで「法定通貨としての価値」であり、金としての価値とは切り離して考える必要があります。
買取価格はその日の金相場で決まる?
基本的に、御即位記念金貨の買取価格はその日の純金1gあたりの価格 × 重量(20g)に、買取業者の手数料やプレミア価格が加減されて決定されます。つまり、純粋な「金」として扱われる場合は、金相場が高い日に売れば高く売れるのが一般的です。
たとえば、金相場が1g=10,000円の日なら、単純計算で20g×10,000円=200,000円がベースの買取価格となります。
金価格と完全に一致しない理由
金貨の買取価格が金相場と完全に一致しないのは、以下のような理由があります。
- 業者が利益を得るために手数料を差し引く
- 金貨の状態や傷の有無により減額される可能性がある
- 「記念金貨」としてのプレミアがつくかどうかは業者によって異なる
一部の業者では、金貨にプレミアム価値(コレクター需要)があるとみなして、相場以上の価格で買い取ることもあります。そのため、複数業者に見積もりを依頼することが重要です。
逆に相場よりも安くなるケースとは?
以下のようなケースでは、相場よりも安く買い取られる可能性があります。
- 傷や汚れがある場合
- 鑑定書やケースなどの付属品がない場合
- 業者が純金ではなく「金貨」として別の価格設定をしている場合
とくに「状態」は重視されますので、売却前には軽く掃除して見た目を整えておくと良いでしょう。
おすすめの売却方法と注意点
もっともおすすめなのは「店頭持ち込み+複数業者比較」です。宅配買取も便利ですが、送料や査定料などがかかることもあるため、事前に手数料を必ず確認しましょう。
ネットオフや大黒屋など、金貨専門の買取店では、プレミアを評価してくれる可能性も高いです。
まとめ:御即位記念金貨は正しく査定すれば高値も可能
御即位記念10万円金貨は、額面以上の価値がある可能性が高いアイテムです。買取価格は「その日の金価格」を基準にしますが、状態や業者によって上下するため、相場より高くなることもあれば安くなることもあります。
高く売るコツは、複数査定・プレミア評価・状態維持の3点です。大切な記念金貨を適正な価格で手放すためにも、しっかりと情報を集めたうえで行動しましょう。
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