20代前半、手取りが少ない中でもしっかりとお金を貯める方法は存在します。特に実家暮らしという環境は、本来ならば貯金に向いているはず。しかし、毎月の支出が増えてしまう原因を正しく把握し、小さな見直しを積み重ねることが貯蓄成功の鍵となります。本記事では、収支の現状を把握しながら、改善ポイントを具体的に解説していきます。
手取り13万円での家計の内訳と見直しポイント
実家暮らしでありながら貯金が難しい理由として、以下のような支出が見られます。
- 生活費:2万円
- 携帯代:1万円弱
- ガソリン代:1.5万円
- 食費:1万円
- タバコ代:2万円弱
- 奨学金返済:3万円
- カード支払:6千円
- 交際費:1万円以上
手取り13万円のうち、すでに固定費だけで約11万円を占めており、貯金に回せる余裕がほぼない状態です。この中でも注目すべきは「タバコ代」と「交際費」です。
タバコ代を削減するだけで月1万円以上の貯金が可能に
タバコ代が月2万円弱ということは、1日あたり約660円。年間で考えると24万円近い出費になります。禁煙によってこの費用を丸ごと貯金に回すことができれば、1年で20万円以上の貯蓄も可能です。
禁煙が難しいと感じる場合は、まずは本数を減らすところからでもOK。電子タバコや加熱式タバコへの移行も一時的な節約策としては検討の余地があります。
交際費の見直しは「つながりの質」を保ちつつ支出を抑える
人付き合いは人生の潤いですが、頻度や金額が収入に見合っていない場合は要注意です。たとえば、飲み会は月1回に絞る、割り勘時はソフトドリンクにするなど、小さな工夫が積もれば大きな節約に。
また、友人とお金を使わずに楽しめる方法(散歩、自宅ゲーム、料理会など)を提案するのも手。お金をかけずに良好な関係を築ける人間関係こそ、長く続く信頼の証でもあります。
収入アップも視野に。副業・転職は中長期の解決策
月13万円の手取りでは、奨学金などの返済も含めると限界があります。すぐに大きな収入アップが難しい場合でも、長期的には副業や転職を視野に入れることも検討しましょう。
副業例としては、週1回のコンビニや軽作業のアルバイト、スキルを活かしたライティングやデザインなど。転職については、職歴やスキルの棚卸しを行い、少しずつ市場価値を高める努力を。
実家暮らしを最大限活用するコツ
実家暮らしは、本来なら家賃や水道光熱費などがかからない分、貯金に最適な環境です。以下の点を意識するだけで、家計改善が進みます。
- 「貯金先取り」ルールを導入(給料が入ったらまず1万円貯金)
- カード払いは生活費だけに限定
- 親に収支を相談する=無駄遣いの抑止力になる
生活費として支払っている2万円の内訳も改めて見直すと、支出の意識改善につながります。
まとめ:習慣を変えることが、未来の自分への最大の投資
タバコ代と交際費の見直しだけでも、年間数十万円の節約が可能です。すぐに禁煙や交際費カットが難しい場合でも、徐々に生活習慣を変えていくことで、確実に家計は改善します。
収入アップと支出の見直しを並行して行うことが、長期的な安定につながります。今の生活を守りつつ、未来への一歩を踏み出しましょう。
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