大学生活が始まり、自由な時間や交友関係が広がるなかで、お金の使い方について悩む人は多くいます。特に「美容院代」や「娯楽費」に月2万円以上使ったとき、「これって使いすぎ?」と不安になるのは自然な感情です。本記事では、大学生の支出バランスや判断基準について丁寧に解説します。
実家暮らしの大学生の平均的な支出とは
総務省のデータや大学生協の調査などによると、実家暮らしの大学生の1ヶ月の自由に使えるお金(小遣い+バイト代)は平均で約2万5千円〜3万円前後とされています。これは、食費や住居費がほぼかからないため、交際費や美容代、趣味などに回せる割合が多いからです。
あなたの場合、毎月お小遣い2万円+食費1万円+家の手伝い分の追加報酬ありということで、金額的には平均とほぼ同等かやや多めの収入です。
美容院代と娯楽費に2.2万円は多い?
美容院代が1.1万円前後、娯楽費が残りという内訳であれば、金額としてはそこまで「使いすぎ」とは言えません。特に女性の場合、美容代は自己表現や身だしなみの一環でもあり、一定の支出はむしろ必要とされています。
例えば、3ヶ月に1度の美容院通いを計算すると、1回1万円でも月平均3,300円ほど。娯楽費が残り1万円台であれば、全体としてバランスの取れた使い方です。
支出を見直す際のポイントと考え方
「使いすぎかどうか」は金額そのものより、以下の観点から判断するのがおすすめです。
- 今月の収入(お小遣いや手伝い報酬)以内に収まっているか
- 毎月コンスタントに使う金額なのか、突発的なものか
- お金を使ったことで満足感や充実感を得られているか
たとえば「初月だから美容院で整えて、来月は控えめにしよう」といったメリハリがあるならまったく問題ありません。
おすすめの支出記録と予算の立て方
お金の管理に慣れるためには、簡単な支出記録や予算の設定をおすすめします。スマホアプリや手帳に「今月の上限額:20,000円」と決めて、使った日や金額をメモしておくことで、「見える化」され、無意識の使いすぎを防げます。
特に最初の数ヶ月は、自分のお金の使い方の傾向を知る時期なので、あまり自分を責めすぎず、数字と向き合って調整していきましょう。
家族からの支援と自分の価値観のバランス
現在はアルバイトができず、親からの支援が中心になっている場合、自分のお金の使い方に対する遠慮やプレッシャーを感じることもあるかもしれません。
ですが、自営業の手伝いをしながら「時間を使って家に貢献」している以上、金銭的な対価を受け取ることは正当なことです。感謝の気持ちは持ちつつも、自分が納得して使っているなら、健全な金銭感覚だと胸を張って良いのです。
まとめ:自分の価値観を大切にしながらお金と向き合おう
美容院代と娯楽費を合わせて月2万2千円という支出は、大学生の平均的な範囲内に収まっています。特に、支出に満足感があり、収入の範囲内でやりくりできていれば「使いすぎ」ではありません。
大切なのは、お金の使い方に自分なりのルールと納得感があること。今後も家計簿アプリなどを活用しながら、無理なく心地よい大学生活を送りましょう。
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