Apple Payに楽天カードを登録しようとした際、「デバイスの制限に達しました」と表示されることがあります。このメッセージは、すでにカードが上限数のデバイスに追加されていることを意味しており、新たに登録するには既存の登録を解除する必要があります。本記事では、楽天カードとiPhoneのウォレット機能を使ううえでこの制限にどう対応すべきかを解説します。
Apple Payにおけるデバイス登録上限の仕組み
Apple Payでは、1枚のクレジットカードを最大10台程度のデバイスに登録できます。これは、iPhone・Apple Watch・iPad・Macなどを合計した数です。楽天カード側のシステムでもこの登録数を制限しており、上限を超えると「デバイスの制限に達しました」と表示されます。
この制限はセキュリティ上の観点から設けられており、すべてのクレジットカード会社が同様の制限を設けているわけではないため、楽天カード特有の仕様といえます。
登録済みのデバイスを確認・解除する方法
楽天e-NAVIや楽天カードアプリからは、Apple Payに登録されているすべてのデバイスの一覧を直接確認することはできません。解除するには、以下のいずれかの方法を取る必要があります。
- 過去に楽天カードを登録していたデバイスで、Apple Walletからカードを削除する
- すでに手元にない端末の場合、iCloud(探す)からリモートで削除する
- 楽天カードのコンタクトセンターに連絡し、全デバイスからの登録解除を依頼する
手元に古いiPhoneがない場合は、楽天カードのサポートに事情を伝えて対応してもらうのが最も確実な方法です。
楽天カードのサポートに連絡する際のポイント
楽天カードのコンタクトセンターに連絡する際には、本人確認が必要になります。以下の情報を用意しておくとスムーズです。
- カード番号(または楽天e-NAVIの登録情報)
- 本人確認書類
- 削除対象のApple Payデバイスについての情報(登録時期、機種など)
電話では混雑してつながりにくいこともあるため、楽天カードアプリからのチャット問い合わせやメール問い合わせも選択肢となります。
トラブル回避のために覚えておきたいこと
今後同じトラブルを回避するために、以下の点に注意しましょう。
- iPhoneやApple Watchを買い替えた際は、古い端末からApple Payのカードを必ず削除しておく
- 同じカードを複数台のデバイスに安易に追加しすぎない
- Walletに登録したカードを削除しても、カード会社側には記録が残っている可能性がある
Apple IDやiCloudとの連携を意識しながら、古いデバイスを適切に管理することが重要です。
まとめ:楽天カードがウォレットに登録できないときの対応
「デバイスの制限に達しました」と表示された場合は、登録済みのデバイスから楽天カードを削除するか、楽天カードのカスタマーセンターに連絡することで解決できます。安全な決済のために設けられている制限であることを理解し、適切に管理しましょう。
Apple Payと楽天カードの併用は非常に便利ですが、制限や仕様を理解したうえで運用することが、快適なキャッシュレス生活への第一歩です。
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