大学生の一人暮らしは、家計管理が難しく「貯金ができない」と感じる人も多いでしょう。収入が限られている中で、少しでも将来のためにお金を残したいと考える学生に向けて、今回は実際の大学生の貯金事情と、今すぐできる節約術を紹介します。
大学生の平均バイト収入と仕送りの実態
文部科学省の調査によると、大学生のアルバイト収入は月平均3万〜6万円ほどで、仕送りを受けている学生の割合は約5割。仕送りが家賃や学費のみというケースも多く、生活費はアルバイトに頼っている学生も珍しくありません。
つまり「大学生のほとんどが余裕のある生活をしているわけではない」というのが現実です。だからこそ、工夫して生活をやりくりしている学生の方法を知ることが大切です。
大学生の貯金パターンは大きく2タイプ
①親からの仕送りが多めで支出が少ないタイプ:この場合、生活費の一部を貯金に回すことができます。たとえば、家賃・光熱費・携帯代などが親持ちで、バイト収入をそのまま自分の裁量で使える学生は月1万〜2万円を貯金に回す例もあります。
②支出がバイト収入とほぼイコールのタイプ:家賃や生活費の一部を自分でまかない、残るお金がほとんどないというケース。こうした学生は「固定費の見直し」や「使途の記録」で支出を減らす努力をしている傾向があります。
今すぐできる!大学生でも無理なくできる節約術
- スマホ代の見直し:格安SIMに変えるだけで月3,000円以上浮くことも。
- 食費の管理:外食やコンビニを控えて自炊中心にすると、月5,000〜10,000円の節約が可能。
- サブスクの整理:動画・音楽サービスなど、使っていないサブスクは解約を。
これらを組み合わせるだけでも月に1万円ほど浮かせられる可能性があります。
「貯金できない」は当たり前?自分を責めすぎないで
生活費がカツカツの中で「貯金できない自分」を責める必要はありません。そもそも、大学生で数十万円の貯金がある人は少数派。今は、生活を回しながら少しずつお金の使い方を学ぶことが大切です。
たとえば、「往復3万円の帰省費が出せない」という状況も、事前に1日500円ずつ貯めれば、2ヶ月で3万円になります。長期的な視点でコツコツ貯める工夫が有効です。
おすすめアクション:少額からの積立と記録
・100円単位でもいいので「先取り貯金」を始める。
・スマホアプリで家計簿をつけて「何に使っているか」を可視化する。
・「○月の帰省費」など目的別に小分けの口座や封筒管理を活用する。
まとめ
・大学生の多くが限られた収入の中でやりくりしており、貯金ができないのは普通のこと。
・親のサポートが多い学生はその分余裕があり、貯金ができるケースも。
・収入アップよりもまずは支出の見直しから始め、無理なく積立を習慣にするのがポイント。
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