海外旅行や海外生活の準備として、WISEカード（旧TransferWise）を利用する人が増えています。その際、日本の銀行口座からの入金方法として多く利用されているのがゆうちょダイレクトです。しかし、一度の送金で入金が分割されて着金するケースも見られます。この記事では、その原因と対処法を解説します。
WISEカードとは？仕組みの基本
WISEカードは、多通貨対応のプリペイドデビットカードで、海外ATMでの現地通貨引き出しや店舗での支払いが可能です。日本の銀行口座から送金し、WISEアカウントにチャージする形式です。
送金手数料が明確で、為替手数料も非常に低いため、多くの利用者から支持を得ています。
ゆうちょダイレクトからの入金時に起こる「分割入金」現象とは
一度に10万円を送金しても、WISEの入金履歴では「5万円 + 1万円×5回」と分割されるように表示されるケースがあります。
これは、WISEのシステム上、入金確認の処理が複数のバッチに分けて実行されるためとされており、特に金融機関がゆうちょの場合はこのような挙動が見られることがあります。
実際の事例：なぜ10万円が5万＋1万×5回に？
たとえば、ゆうちょダイレクトからWISE指定の銀行口座に振り込んだ場合、銀行側では1回の送金ですが、WISE側での処理が複数の入金記録として反映されることがあります。
これは不正ではなく、正常処理とされています。ゆうちょ銀行の特性や入金認証の仕様によるものです。
トラブルではないが注意点も
- 分割入金でも合計金額に間違いがなければ問題ありません。
- 入金手数料が個別に計上されるわけではないため、追加費用も発生しません。
- ただし、WISEの本人確認が未完了であれば保留扱いになるケースもあるため、事前に本人確認手続きを済ませておくことが重要です。
どうすれば分割されずに一括処理される？
送金時の口座情報（特に振込名義や識別コード）の入力ミスがあると、処理が分割される場合があります。
WISE指定の振込先と指示された名義（アルファベット+数字）を正確に入力することで、よりスムーズな入金が可能になります。
まとめ
WISEカードへゆうちょダイレクトからの入金が分割されるのは、システム上の処理によるものであり、特別な問題ではありません。合計金額が正確に反映されていれば心配無用です。
ただし、送金時の入力ミスや本人確認の未完了があると処理が遅れる原因になるため、事前の準備と正確な情報入力がポイントです。WISEカードを安心して利用するためにも、こうした点に注意して活用していきましょう。
コメント