「毎月予算を決めているのに守れない」「貯金をしているはずなのに、気づけば使っている」。そんな悩みを抱えていませんか?節約術や家計管理法はたくさんありますが、まずは自分の習慣とお金の流れを見直すことが何よりも大切です。今回は、前取り貯金がうまくいかない人のために、実践しやすい改善策とプレゼント費用の上手な計画方法をご紹介します。
なぜ予算を守れないのか?よくある原因
毎月「使える金額は4万円」と決めても、それを超えてしまうのはなぜでしょうか。多くの人が陥る原因には次のようなものがあります。
- 固定費の見落とし:サブスクや毎月の交際費が意外に多い
- 突発的な支出:誕生日やイベントなどのプレゼント出費
- キャッシュレスの使い過ぎ:現金より支出感覚が鈍くなりがち
思い当たる節があれば、後述する改善策をぜひ取り入れてみてください。
対策①:4万円の予算をさらに細分化する
「月に4万円」では抽象的すぎて、コントロールが難しい場合があります。週ごとやカテゴリ別に細分化しましょう。例えば。
- 週ごと:1週間あたり1万円
- カテゴリ別:食費15,000円/交際費10,000円/趣味5,000円/予備5,000円
このように分けることで、どこで使いすぎているのかが明確になり、無駄を減らしやすくなります。
対策②:貯金口座は“見えない・使えない”工夫を
前取り貯金をしても引き出してしまうなら、手軽に使えない口座に預けるのが有効です。以下の方法を検討しましょう。
- ネット銀行の目的別口座を利用
- 別銀行に定期預金で積立(中途解約しにくい)
- 給与天引きで財形貯蓄
「簡単に引き出せない」状態をつくるだけで、使ってしまうリスクは大きく減ります。
対策③:突発支出の“プレゼント予算”を作る
毎月一定の交際費を設けても、イベントが重なる月はどうしてもオーバーしてしまいます。そこでおすすめなのが、年間スケジュールで交際イベントを先読みする方法です。
たとえば、「6月は父の日・友達の誕生日が2人いる」と分かっていれば、前月までに交際費を積み立てて備えることができます。
対策④:プレゼントの金額設定の目安
贈り物の出費は、金額を事前に決めておくとブレがなくなります。一般的な相場は以下の通り。
贈る相手 | 相場 |
---|---|
親(母の日・父の日) | 3,000〜5,000円 |
友達の誕生日 | 2,000〜4,000円 |
恋人の誕生日 | 5,000〜10,000円 |
気持ちが大切とはいえ、無理をしてしまっては本末転倒です。「予算内でベストな品を選ぶ」という視点を持ちましょう。
対策⑤:使いすぎを防ぐ“現金封筒管理”
「4万円」を現金で用意し、用途ごとに封筒やポーチに分けて管理する方法も効果的です。
たとえば、「外食費用」「交通費」「趣味」などで分けておけば、使える金額が可視化され、自然とブレーキがかかります。デジタル派の人は、アプリの仮想ポケット(LINE家計簿やMoneytreeなど)を使うのもおすすめです。
まとめ:自分に合った仕組みを作れば、誰でも貯められる
貯金が難しいのは、意思が弱いからではありません。仕組みや環境が整っていないだけです。今回紹介したように、「予算の細分化」「プレゼント予算の事前準備」「見えない貯金」「封筒管理」などを取り入れることで、自然と貯まる体質に近づけます。
まずはできそうなものから1つ取り入れてみて、少しずつ家計管理をブラッシュアップしていきましょう。
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