海外旅行の個人手配が増える中で、航空券はクレジットカードのキャンセル補償がある一方で、ホテル宿泊に対するキャンセル保険をどう確保するかに悩む方も多いのではないでしょうか。特に小さなお子さんがいる家庭では、発熱や体調不良での急な旅行中止リスクに備える必要があります。この記事では、ホテルキャンセルを補償し、子どもの通院による旅行中止にも対応可能な保険について詳しく解説します。
ホテルキャンセル補償に特化して保険を選ぶべき理由
クレジットカードの付帯保険では航空券のみカバーされ、ホテル代のキャンセル料は対象外というケースが多くあります。そのため、ホテル代を自己負担で予約している場合は、ホテル代を対象にしたキャンセル補償がついた旅行保険に加入するのが安心です。
特に子どもがいる家庭では、出発直前の体調変化も珍しくないため、キャンセルの柔軟な補償範囲がある保険を選ぶことが重要です。
「子どもの通院」でも補償される保険の選び方
多くの海外旅行保険では、入院が必要な場合にしかキャンセル費用が補償されません。しかし、実際には入院に至らない軽度の発熱やウイルス感染による通院が原因でキャンセルするケースもあります。
この点で注目されるのが、「通院でも補償対象に含む」と明記されている商品です。代表的な例として「My保険プラス(Myシュアランス)」は、医師の診断により通院が必要とされた場合でもキャンセル料を補償しています。
「Myシュアランス」以外で検討できる保険は?
現時点で「通院による旅行キャンセル」に対する補償を公に明記している保険は非常に限られていますが、以下の保険会社や商品も補償内容を柔軟にカスタマイズできる傾向があります。
- 楽天損保:海外旅行キャンセル費用特約
→ 一部プランで通院補償対象を確認できるが、事前にコールセンターへの確認が推奨されます。 - ジェイアイ傷害火災(t@biho)
→ 条件によってキャンセル費用補償を付帯可能。オンライン契約時のカスタマイズ画面で確認を。 - チャブ保険(Chubb)
→ 法人契約や長期留学向けが中心だが、一定の個人契約にもキャンセルオプションがある。
ただし、これらは都度条件が変更される可能性があるため、加入前に「通院も補償対象かどうか」を明確に問い合わせておくことが重要です。
実際のキャンセル事例と補償の注意点
たとえば、3歳のお子さんが旅行直前に高熱を出し、小児科医から「数日間の通院が必要」と診断されたケース。
この場合、医師の診断書と通院記録があることでキャンセル補償の請求が可能になります。
一方で、市販薬の服用や自己判断によるキャンセルでは、保険対象外となることが多いため注意が必要です。いずれにしても、診断書の発行や通院証明の取得ができる体制を意識しておくことがポイントです。
保険を選ぶ際のチェックリスト
以下のポイントを基準にすると、自分に合った保険を選びやすくなります。
- ホテル代のみ補償対象とできるか
- 子どもの通院によるキャンセルが補償対象か
- 補償対象となる条件(診断書の有無・原因の範囲)
- 自分でキャンセル判断した場合に補償されるか
- 保険金請求の手続きがオンライン対応か
可能であれば、コールセンターに電話して「子どもが発熱して通院になった場合でもキャンセル料が出るか?」と具体的に尋ねておくと安心です。
まとめ:子ども連れの個人手配旅行では通院補償付きの保険が安心
海外旅行の個人手配においては、航空券のキャンセル保険はクレジットカードに任せ、ホテル分のキャンセルに備えた保険を別途検討するのが賢明です。
小さな子どもがいる場合、「通院でも補償」される保険を選ぶことが安心への第一歩になります。Myシュアランスのような通院補償対応型や、カスタマイズ可能な保険を検討し、必要であれば保険会社に事前確認をとって納得したうえで加入しましょう。
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