ステータス性やサービスの充実度で人気の高い「JCBプラチナカード」と「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード(アメックスゴールド)」。しかし、使わずに放置していると「自動的に解約されるのでは?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、それぞれのカードにおける未利用時の取り扱いや、解約リスクについて詳しく解説します。
JCBプラチナカードは使わないと解約されるのか?
JCBプラチナカードについては、原則として「利用実績がゼロでも自動解約されることはない」とされています。ただし、数年間まったく利用がなく、年会費の支払いのみが続く状態が長期間続くと、更新時に審査落ちとなり更新されないケースも報告されています。
特にインビテーション(招待)によって取得した方は、利用実績が重要視される傾向があり、あまりに利用がないと「カードを持つ意味がない」と判断される可能性もあるため注意が必要です。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドは未使用でも継続できる?
アメリカン・エキスプレス(アメックス)も、未使用であっても自動的に解約されることは通常ありません。しかしアメックスは「カード利用履歴」を重視することで知られており、まったく使わない状態が続くと「信用スコアが上がらない」「将来の上位カード審査に不利になる」可能性があります。
また、一定期間利用がなかった会員に対しては、更新の際に「ご継続意思確認」の連絡がある場合もあり、返答がないと強制解約される例もあります。
利用実績が重視される理由とカード会社の視点
カード会社にとっては、年会費だけ支払ってくれる非アクティブ会員も一見ありがたい存在に見えますが、実際には不正利用検知の精度低下や利益率の悪化といったリスクも伴います。そのため、どのカード会社でも一定の利用実績が好まれるのが実情です。
特にプラチナクラス以上のカードでは「アクティブユーザー」を優遇し、ラウンジや保険などのサービスを最大限に活かしているかどうかも重要視されます。
使っていない場合に解約されないための対策
自動解約を防ぐには、最低でも数ヶ月に一度は何らかの決済で利用することが安心です。たとえば、月額サブスクや光熱費、スマホ料金の引き落とし先に設定するなど、小額でも継続的な利用実績を作ることで解約リスクを下げられます。
また、アメックスの場合は会員専用サイト「Myアメックス」で定期的にカード利用明細やキャンペーンをチェックすることも、アクティブユーザーとみなされる一つのポイントとなるでしょう。
実例:使わなかったことで更新できなかったケース
実際に、「2年間まったく使わなかったらJCBプラチナの更新時にカードが届かなかった」「アメックスゴールドで1年間決済ゼロだったところ、次回更新の案内が来ずに自動解約になった」といった口コミも報告されています。
こうしたケースでは、事前にカード会社からの通知が届くこともあれば、突然更新されないケースもあり、確実な予測は困難です。やはり少額でも定期的な利用を心がけるのがベストです。
まとめ:JCBプラチナもアメックスゴールドも使わないとリスクあり。定期的な利用を心がけよう
JCBプラチナやアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、使わなかったからといってすぐに解約されるわけではありませんが、長期間未使用だと更新拒否や自動解約につながる可能性があります。
年に数回でも構いませんので、定期的にカードを使うことで、ステータスカードとしての信頼性を維持し、将来的なアップグレードや審査にも有利になります。ぜひ「放置せず、賢く活用」することを意識しておきましょう。
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