プロミスで延滞履歴があるのにモビットの審査に通ったのはなぜ?信用情報と審査基準の関係を解説

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かつてプロミスで借入れを行い、その後長期延滞となった場合、通常は信用情報に重大な影響が残ると考えられます。ところが、25年以上が経過してからモビット(同じSMBCグループ)で新たな借入審査に通過できたとすれば、「なぜ審査に通ったのか?」と疑問を抱くのも無理はありません。今回は、信用情報の保有期間やグループ間の情報共有体制、そして審査通過の可能性について詳しく解説します。

信用情報は永遠に残るわけではない

信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)では、延滞や債務不履行などの事故情報(いわゆるブラック情報)は一定期間で削除されます。たとえば。

  • 延滞情報:完済から5年
  • 強制解約・代位弁済・債務整理:完了から5~10年

25年以上前の延滞は、すでに信用情報機関からは完全に削除されている可能性が非常に高く、現在の審査に影響を及ぼしていないと考えられます。

プロミスとモビットは同グループでも別法人

現在、プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスが運営し、モビットは三井住友銀行グループのSMBCモビットが運営しています。確かに同じSMBCグループではありますが、過去の取引履歴を相互参照する義務はありません

特に、過去の記録が消えており、本人確認情報の一致や社内情報が引き継がれていない場合は、「別顧客」として扱われる可能性もあります。

社内情報(社内ブラック)は引き継がれなかった可能性も

金融機関には「社内ブラック」と呼ばれる、独自の社内履歴管理があります。信用情報機関とは別に、独自で過去の取引状況を記録している場合もあります。

しかし、25年という長期間が経過しており、当時のデータがシステム移行や法人変更によって削除・参照不可となっていた可能性もあります。特に、データ保有の法的期限(例えば個人情報保護法上の保存期間)を過ぎていることも考えられます。

現在の信用力と審査結果の関係

モビットの審査は、最新の信用情報や収入状況、勤務先、他社借入れ状況などを総合的に判断します。たとえ過去に問題があっても、現在の属性が良好であれば、「現在の信用力」を評価して通過することも十分にあります

特に25年以上が経っている場合は、信用情報にも問題が残っておらず、他社での借入や延滞もなければ、十分な審査通過の可能性があるといえます。

今後の注意点とアドバイス

審査通過後でも、以下のような点には注意が必要です。

  • 今後は返済遅延を一切起こさないよう、信用情報を守る
  • 借入額を無理なく返済できる範囲にとどめる
  • 借り入れの目的を明確にし、安易な多重債務に陥らない

また、自分の信用情報がどうなっているか不安な方は、CICやJICCで信用情報の開示請求を行うことで、現在の状態を確認することができます。

まとめ

25年以上前のプロミスでの延滞情報が、現在のモビットの審査に影響しなかったのは、信用情報機関からすでに削除されていた可能性が高いこと、またSMBCグループ内でも情報共有が限定的であることなどが理由として考えられます。審査は「過去」よりも「現在」の信用状態を重視する傾向があるため、現時点で信用情報に問題がなければ審査に通ることも不思議ではありません。

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