長年ネットバンクの定番として人気を集めていた住信SBIネット銀行ですが、近年の手数料改定やランク条件の厳格化により、“改悪”と感じるユーザーも少なくありません。そこで、本記事では乗り換え先として注目されているセブン銀行やGMOあおぞらネット銀行を中心に、今選ばれている代替銀行を比較しながら解説していきます。
なぜ住信SBIネット銀行からの乗り換えが検討されるのか
2024年以降、住信SBIネット銀行はスマプロランクの条件が厳しくなり、ATM無料回数や他行振込手数料無料回数が減少しています。
とくに「毎月定期的に使っていた人」ほど恩恵が減ったと感じる傾向にあり、「以前より使いづらくなった」との声が増えています。
セブン銀行のメリット・デメリット
セブン銀行はATMの利便性が抜群で、全国のセブンイレブンに設置されているATMを24時間使えるのが強みです。
- メリット:ATM手数料が昼間は安く、手軽に使える/店舗数が多く現金化しやすい
- デメリット:ネットバンクとしての利便性(振込無料回数など)は低め/金利はほぼゼロに近い
「現金をよく使う人」や「とにかくATMが重要な人」に向いています。
GMOあおぞらネット銀行のメリット・デメリット
GMOあおぞらネット銀行は、最近注目度が高まっているネット銀行で、他行宛振込手数料の無料回数が多く、証券口座との連携にも優れています。
- メリット:他行宛振込が月最大20回まで無料(ステージ制あり)/証券連携(GMOクリック証券)で金利優遇
- デメリット:スマホアプリの使い勝手がややクセあり/口座開設から実用開始までやや時間がかかる
ネット中心で振込や資産運用を重視する人に非常に向いている選択肢です。
その他の注目ネット銀行:auじぶん銀行・楽天銀行
加えて、以下の2行も検討候補として挙げられます。
- auじぶん銀行:じぶんプラスのランクに応じてATM・振込手数料が優遇/au PAY連携でポイントも貯まりやすい
- 楽天銀行:楽天証券とのマネーブリッジで金利0.1%/振込無料枠も条件付きで充実
ただし、楽天銀行は近年手数料体系が変わりやすいため、最新情報の確認は欠かせません。
目的別のおすすめ乗り換え先まとめ
目的 | おすすめ銀行 | 理由 |
---|---|---|
ATM重視 | セブン銀行 | 全国で使える/即時現金化しやすい |
振込手数料重視 | GMOあおぞらネット銀行 | 最大20回無料(ステージ条件) |
証券・資産運用連携 | GMOあおぞら or 楽天銀行 | 金利優遇あり/証券口座と自動連携 |
ポイント活用 | auじぶん銀行 | au PAYと連携で特典あり |
まとめ:乗り換えは“自分の使い方に合った銀行”を選ぼう
① 住信SBIネット銀行の改定で恩恵が減ったと感じたら乗り換え検討は正解
② ATM派ならセブン銀行、ネット振込・資産運用派ならGMOあおぞらネット銀行がおすすめ
③ 楽天銀行やauじぶん銀行も特典次第では有力候補
④ 自分の使い方(ATM・振込・金利・連携)を洗い出し、最適な銀行を選ぶのがポイント
銀行サービスは定期的に見直しが必要です。現状に満足できないなら、一度見直して賢く乗り換えましょう。
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