ロレックスのデイトナは、時計愛好家はもちろん、資産性を重視する投資家からも高い評価を受けるモデルです。しかし、若手社会人にとって数百万円という価格は決して軽くはなく、購入には慎重な判断が求められます。本記事では、月収35万円・ボーナス年100万円という想定で「デイトナ購入を検討している人」が冷静に考えるべき視点を紹介します。
正規店での購入と並行輸入品の価格差
デイトナは正規店価格で約220万円からですが、購入自体が「ロレックスマラソン」と呼ばれるほど困難です。一方、並行輸入店では流通価格が300万円を超えることも多く、価格差は80万円以上にもなります。
この差は、流通量・需要・市場の期待値を反映したものです。もし正規店で購入できるならば、それだけで価値があるとも言えるのです。
ローン60回払いで購入するリスクと注意点
仮に300万円を60回払い(5年)で購入した場合、金利によっては月々5〜6万円の支払いとなり、合計支払額は350万円以上になることもあります。手取り25万前後の収入から毎月6万円の固定支出が発生するのは、生活に大きな負担をかける可能性があります。
また、転職・病気・結婚などのライフイベントで支払いが重くのしかかるリスクも忘れてはなりません。
資産性としての「デイトナ」の実力
ロレックス・デイトナは資産性が高い時計として有名です。特に生産終了モデルやステンレススチール製のRef.116500LNなどはプレミアがつき、購入後に価格が上昇することもあります。
とはいえ、将来的な価値の上昇は保証されているわけではなく、経済環境や為替、ロレックスの方針変更で価格が下落する可能性もあります。
「買って良かった」「後悔した」それぞれの体験談
買ってよかったという声: 「若い頃に無理して買ったけど、身が引き締まったし、それを着けていることで仕事へのモチベーションが上がった」「今では購入時より価格が上がっていて、資産として安心感がある」
後悔したという声:「毎月の支払いが重く、生活費を切り詰めてまで買うべきじゃなかった」「ローン完済前に別のモデルが欲しくなったけど、身動きが取れなかった」
24歳・月収35万円の現実的な判断とは
24歳で年収500万円前後の方にとって、300万円の買い物は明らかに大きな出費です。ですが、金銭管理に自信があり、自己投資やモチベーションアップを重視するならば「計画的なローン」も否定はできません。
ただし「ローンを組むなら、万一のために月収の半分は手元に残る設計」を心がけることが大切です。ボーナス払いなどを活用して柔軟に返済できる計画を立てましょう。
まとめ:デイトナは夢の時計、でも無理は禁物
ロレックス・デイトナはステータスや資産性の観点からも魅力的な時計ですが、購入には十分な経済的・精神的な準備が必要です。感情で即決するのではなく、自身のライフプランを見据えた上で「背伸びしすぎない投資」として判断することが、長く満足のいく選択に繋がるでしょう。
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