2025年1月から新潟市では水道料金が平均29%引き上げられ、家計への影響を不安視する声が広がっています。水道は生活に欠かせないインフラの一つ。今回の値上げによってどのくらいの金額負担が増えるのか、他の地域と比べて高いのか安いのか、実際の支払い事例も交えて解説します。
新潟市の水道料金値上げの背景と内容
新潟市は老朽化した水道管の更新や、維持管理コストの上昇に対応するため、2025年1月から水道料金を平均29%引き上げました。これは市として18年ぶりの改定であり、多くの家庭にとって大きなインパクトとなります。
例えば、これまで2か月で3,000円台だった一般家庭の水道料金が、4,000円台半ば〜5,000円近くになるケースも出てくると予想されています。
実際にかかっている2か月分の水道料金の例
ここでは新潟市やその他地域の2か月分の水道料金の実例を紹介します。
- 新潟市・3人暮らし(2024年末時点):約3,800円 → 値上げ後は約4,900円前後に
- 新潟市・1人暮らし:約2,500円 → 値上げ後は約3,200円程度に
- 東京都・2人暮らし:約4,200円(据え置き)
- 札幌市・4人暮らし:約5,500円(冬場の使用量多め)
- 福岡市・2人暮らし:約3,900円
水道料金は自治体ごとに大きく異なり、全国平均では2か月で約4,200円前後が目安とされています。
水道料金の構造:なぜ差が出るのか
水道料金には、以下のような要素が関係しています。
- 基本料金(口径によって変動)
- 従量料金(使用量に応じた単価)
- 下水道使用料(地域によって別建て・一体型)
また、山間部や積雪地域では水道設備の維持コストが高いため、料金が高めに設定される傾向があります。
節水で月額コストを抑える工夫
水道料金の値上げに対抗するため、家庭でできる節水対策も有効です。
- 食洗機や節水シャワーヘッドの導入
- 洗濯をまとめて行い、使用回数を減らす
- トイレの流し方(大小切替)を意識する
例えば、1人暮らしで毎月10%の節水ができれば、年間で1,000〜1,500円の節約になる可能性もあります。
実際の声:「水道料金、うちはこれくらい」
●Aさん(新潟市・2人暮らし):「以前は4,200円前後でしたが、2025年に入ってから4,900円近くになりました。」
●Bさん(新潟市・1人暮らし):「2,600円くらいが今は3,300円くらいに。結構負担に感じてます。」
●Cさん(東京・3人家族):「都内は料金据え置きなので、変化はありません。でも地域差に驚きますね。」
まとめ:新潟市の水道料金は全国平均よりやや高め、今後は節水意識も重要に
2025年からの水道料金改定により、新潟市では月数百円〜1,000円以上の値上がりが見込まれます。他の地域と比べてもやや高めの水準ですが、料金差には地域の地理的条件やインフラ維持費も関係しています。
水道は生活インフラの中でも節約効果が出しやすい分野でもあるため、家庭でできる対策を実践しながら賢く乗り切ることが重要です。請求書を定期的に確認し、地域の支援制度や節水アドバイスも活用しましょう。
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