スマホやカード1枚で支払いが完結する時代。クレジットカードやおサイフケータイなどを駆使して、現金を一切持たずに生活している人も増えています。しかし「本当に現金ゼロで困らないの?」という疑問を持つ方も多いはず。この記事では、完全キャッシュレス生活を実践する人々の体験談や、実際に起こる不便なシーンについて解説します。
キャッシュレス生活の代表的な手段
現金を持たない生活は、主に次のような支払い手段によって成り立っています。
- クレジットカード(Visa、Mastercardなど)
- おサイフケータイ(iD、QUICPay、モバイルSuicaなど)
- スマホ決済アプリ(PayPay、楽天ペイ、LINE Pay など)
都市部ではこれらの決済手段が使える店舗が多く、現金を使う機会は確実に減っています。
キャッシュレスのメリットとは
まず、現金なし生活が注目されるのは利便性の高さが理由です。
- 財布を持ち歩かなくて済む
- 家計管理がアプリで一元化できる
- ポイント還元やキャンペーンが豊富
例えば、スマホひとつで改札を通れたり、コンビニやスーパーの支払いが一瞬で終わるのは、忙しい現代人にとって大きな魅力です。
それでも現金が必要になるシーン
一方で、完全キャッシュレスでは対応できない場面もまだあります。
- 現金のみ対応の個人経営店舗(特に地方の飲食店や商店など)
- 祝儀・香典・お布施などの冠婚葬祭では現金が常識
- 自動販売機や古い駐車場などが未対応のケースも
たとえば「お墓参りの際にお賽銭がない」「町内会の集金で現金が求められた」など、予想外の場面で困ったという声もあります。
不便を最小限にする対策
キャッシュレス生活を円滑に送るためには、事前の対策が重要です。
- いざという時のために、1,000〜2,000円だけでも財布に入れておく
- 頻繁に使うエリアの店舗で使える決済手段を確認する
- 家族や周囲の人に「非常時に助けてもらえる手段」を共有する
また、冠婚葬祭などでは「現金をあえて準備する」ことが礼儀に繋がるため、柔軟な対応力も必要です。
実際の体験談:キャッシュレスの成功と失敗
ある40代会社員の男性は、「都心部に住んでいてほとんど現金不要。ただ、義実家に帰省した際に個人経営の食堂が現金のみで慌てた」と話します。
また、20代の女性は「電子マネーだけで生活していたが、病院の窓口で支払いに現金が必要で、仕方なくコンビニATMへ走った」とのこと。
このように、多くのシーンでは便利な反面、緊急時や一部サービスでの不便さも経験されています。
まとめ:柔軟な準備がキャッシュレス生活のカギ
キャッシュレス生活はとても快適で便利ですが、完全に現金をゼロにすることには注意も必要です。特に地方や冠婚葬祭、突発的な医療費などのケースを想定し、少額の現金や現金化手段を備えておくことが理想です。
「原則キャッシュレス、非常時は現金」という考え方でバランスの取れたライフスタイルを実現しましょう。
コメント