楽天銀行を利用していると、楽天証券とのマネーブリッジによって入出金が複雑になり、自分がいくら入金したか分からなくなることがあります。特にコンビニATMからの預け入れを何度か行った場合、その合計額を確認するにはコツが必要です。本記事では、楽天銀行で過去の入金履歴を明確に把握するための方法を解説します。
入出金明細を「入金だけ」に絞り込む方法
楽天銀行のアプリやWeb版には明細検索機能があります。この機能を活用することで、特定の期間・取引種別(例:入金)に絞って検索が可能です。
例えばアプリ版では、「メニュー」→「明細照会」→「詳細検索」の順に進み、「取引種別」を「入金」に指定することで、ATMや他行振込など自分で入金した履歴だけを抽出できます。
楽天証券との自動連携(マネーブリッジ)の明細を除外するには?
マネーブリッジを設定していると、楽天証券との資金移動が頻繁に行われ、「自動入出金」や「スイープ」などの名目で明細が表示されます。これにより純粋な自己入金履歴が埋もれてしまいます。
この場合、「取引摘要」に「ATM」や「現金入金」などを含むワードを指定して検索すると、楽天証券との自動連携取引を除外した履歴が把握しやすくなります。
Web版でCSV出力してExcelで集計する方法
楽天銀行のWeb版では、過去最大15ヶ月分の取引明細をCSV形式でダウンロード可能です。[参照]
CSVをダウンロード後、Excelやスプレッドシートで「入金」列をフィルタリングし、金額の合計をSUM関数などで算出することで、入金総額を簡単に確認できます。これにより正確な自己入金額が分かります。
履歴が3ヶ月以上前の場合の対処法
楽天銀行のアプリやWeb明細では直近15ヶ月まで確認可能ですが、それより前の履歴を確認したい場合には、「取引履歴証明書(有料)」の発行を申し込む必要があります。[参照]
証明書はPDF形式での発行が可能で、入金日・金額・手段などが明記されます。
その他の注意点:入金の種類により分類が異なる
ATMからの入金・他行からの振込・Pay-easyによるチャージなど、入金にも種類があり、明細上の表記が異なります。「ATM入金」や「振込入金」など、取引内容ごとの違いを理解しておくと検索がスムーズです。
また、Pay-easyなど一部のチャージでは摘要が独自名称になる場合もあるため、直近の入金パターンをメモしておくと後の検索にも役立ちます。
まとめ:楽天銀行で入金履歴を明確にするにはフィルタ検索とCSV活用がカギ
楽天銀行では明細の種類が多く混在するため、自分の入金記録を把握するには「取引種別」や「摘要ワード」での絞り込みが重要です。Web版でCSV出力を行い、Excelで管理すれば、過去の入金額を簡単に集計できます。
マネーブリッジ設定をしている方は、楽天証券連携による明細との区別もつけて管理することが、今後の資金管理にも大きく役立ちます。
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