毎日入るお風呂。その1回にかかる水道代がどれくらいなのか、気になったことはありませんか?特に水道料金が家計を圧迫していると感じる方にとって、お風呂のコストは見直しのヒントになるかもしれません。この記事では、お風呂1回分の水道代の目安や計算方法、節約のコツまで詳しく解説します。
お風呂1回分に使う水の量は?
一般的な家庭用浴槽(200リットル~250リットル)にお湯をためた場合、その分の水を使うことになります。シャワーの場合は、1分あたりおよそ12リットル前後を使用します。
例えば、200リットルの浴槽にお湯を満たすと、単純に200リットルの水を使っていることになります。4人家族で毎日お湯をためると、1か月で2.4トン〜3トン以上の水を使用することになります。
水道料金の全国平均と計算例
水道代は地域差がありますが、全国平均では上下水道を合わせて1リットルあたり約0.2円程度とされています。これをもとにすると、お風呂1回に200リットルを使用した場合の水道代は以下の通りです。
200リットル × 0.2円 = 約40円
これに加えて、お湯を沸かすためのガス代や電気代が別途かかります。都市ガスの場合、お風呂1回あたりのガス代はおよそ40円〜60円程度と見積もられるため、1回のお風呂のトータルコストは80円〜100円前後になるのが一般的です。
シャワーと湯船、どちらが安い?
シャワーの場合、1分あたり約12リットル、10分使えば約120リットルの水を消費します。水道代に換算すると、約24円。ガス代を含めると40円〜60円程度になるため、10分以内のシャワーで済ませれば、湯船より安くなるケースが多いです。
ただし、20分以上シャワーを流しっぱなしにすると、湯船を使う方が経済的になる場合もあります。節約を意識するなら、シャワー時間を短縮するのがポイントです。
節水・節約の工夫
お風呂の水道代を抑えるためには、次のような工夫が有効です。
- 残り湯の活用: 洗濯や掃除に再利用することで、無駄を減らせます。
- 節水シャワーヘッド: 水の使用量を30~50%カットできる商品もあります。
- 追い焚きよりも保温: フタをして保温すれば、追い焚きの回数が減りガス代も節約に。
- お風呂は家族が続けて入る: 時間を空けずに入浴すれば、温度が下がらずエネルギーの節約に。
こうした工夫を取り入れるだけでも、年間の水道・ガス料金に大きな差が出ることがあります。
まとめ
お風呂1回に使う水道代はおおよそ40円程度、ガス代を含めると80円〜100円程度が目安です。浴槽にお湯をためるよりも、シャワーを短時間使う方が安く済む場合が多く、さらに節水グッズや工夫を取り入れることで、家計にやさしいバスタイムが実現できます。毎日のことだからこそ、少しの意識が節約につながります。
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