長年加入している医療保険を見直すタイミングに悩んでいませんか?特にアクサ生命の「入院保障保険・終身型09(60日型)」のような古い契約は、保険料が高く感じられたり、保障内容が今の医療事情に合っていなかったりすることも。今回はこの保険の特徴と、継続・解約の判断材料について解説します。
入院保障保険・終身型09(60日型)の概要
「入院保障保険・終身型09(60日型)」は、アクサ生命が以前販売していた医療保険の一種で、1入院60日まで保障されるタイプの終身医療保険です。保険料は一生涯変わらず、基本的には日額5,000円〜10,000円の入院給付金が設定されています。
ただし、販売開始時期や保障内容の選択肢によって月額保険料は異なり、年齢が高い状態で加入していた場合は月1万円以上になることも珍しくありません。
保険料が高額になる理由
終身型の保険は加入時の年齢により大きく保険料が左右されます。仮に40代後半〜50代で加入していた場合、入院日額が10,000円、手術給付金あり、通院保障付きなどのオプションを加えると月額1万円超えになることもあります。
さらに、昔の設計は現在の医療保険と比べて保障の柔軟性が少なく、特定疾病や先進医療への対応も弱い場合があります。
見直すべきポイント
この保険を継続するか迷ったときには、次の点を確認しましょう。
- 現在の保障内容:入院給付金日額・手術給付・通院保障の有無
- 先進医療の特約があるか:現代の医療ニーズに合っているか
- 健康状態:現在新しい保険に入り直せるかどうか
- 貯蓄とのバランス:毎月1万円以上支払う価値があるか
特に、70代以降になると新規で医療保険に加入しにくくなるため、現在の契約が貴重な保障である場合もあります。
アフラックのがん保険との違いもチェック
ご家族が加入しているアフラックのがん保険についても、「先進医療付きにすべきか」などの案内が届くことがあります。先進医療特約はがん治療の進歩に対応するための重要な要素ですが、内容を精査せずに上乗せするのは避けたいところです。
例えば、「アフラックのがん保険フォルテ」などのプランは、治療一時金型で使いやすい構成が人気ですが、古い契約には先進医療特約が未付加の場合もあります。
解約か継続か?判断する3つのポイント
保険を見直す際の判断基準は以下の3点が重要です。
- 保障内容が現在の医療に適しているか
- 現在の健康状態で新規加入が可能か
- 保険料の負担が家計に対して重すぎないか
仮に健康であれば、同程度の保障内容で月額数千円台の現代型医療保険に切り替えることも可能です。一方、高齢で既往症がある場合は、既契約を継続する方が合理的です。
まとめ:保険の目的と現在の状況に合わせた見直しを
アクサ生命の「入院保障保険・終身型09(60日型)」は、契約当時はニーズに応えた商品だったものの、医療環境の変化や自身のライフスタイルにより見直しが必要なケースもあります。
保険は「加入して終わり」ではなく、定期的な見直しこそが家計にとって最も有効な選択となります。専門家やファイナンシャルプランナーに相談するのも一案です。
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