海外旅行の際に頼れる付帯保険。三井住友カード（NLゴールド）の海外旅行傷害保険は、条件付き自動付帯から「利用付帯」へと変更されたことで、少し注意が必要になりました。旅行保険を確実に適用させるには、事前の準備と理解が重要です。
利用付帯とは？自動付帯との違い
自動付帯は、カードを持っているだけで保険が適用される仕組みですが、利用付帯は「一定の条件を満たしたカード利用」が必要です。三井住友カード（NLゴールド）の海外旅行保険も、この利用付帯方式に切り替えられました。
つまり、旅行出発前に対象となる費用をカードで支払っていなければ、保険が適用されない点に注意が必要です。
どんな支払いが利用条件を満たすのか？
保険適用の条件となるのは、「旅行のための公共交通機関の料金」です。具体的には以下のような支払いが対象です。
- 飛行機・新幹線・電車・バスなどの乗車券
- 旅行代理店を通じたパッケージツアー代金
- 海外行きの空港リムジンバス代
例えば、成田空港までの電車賃（Suicaチャージではなく直接切符購入）をNLゴールドカードで支払えば、旅行保険は適用されます。
反対に、ホテル代やレンタカー代、現地での支払いは対象外です。旅行前、出発前の交通に関わる支払いであることが重要です。
旅行後に保険は使えるの？請求方法は？
事故や病気が発生した場合、保険は「事前に条件を満たしていれば」利用可能です。事後の申請も問題ありません。主な流れは以下の通り。
- 現地または帰国後すぐに病院の領収書や診断書を取得
- 三井住友カードの保険サポート窓口に連絡
- 指定の保険会社（東京海上日動など）に請求書類を提出
支払われる保険金は、状況に応じて異なりますが、治療費、死亡・後遺障害、携行品損害などが補償対象になります。
事前準備としてやっておくべきこと
確実に保険を適用させるために、旅行前に以下の準備をおすすめします。
- 空港行きの電車やリムジンバスをNLゴールドカードで予約
- カード利用明細またはレシートを保存
- 旅行保険の補償内容を公式サイトで確認
- 万が一に備え、海外サポートデスクの連絡先をメモ
補足：特に、公共交通機関をカードで支払うのを忘れた場合、どんなに高額なホテルをカード決済しても保険が適用されないため要注意です。
他の補償と併用できるか？
三井住友カードの海外旅行保険は、他の保険（クレジットカードや旅行保険会社のもの）と合算して使える場合があります。
例として。
- 三井住友カード：治療費補償 200万円
- 別途契約の旅行保険：治療費補償 300万円
→ 合算して最大500万円まで補償される可能性があります（詳細は各保険会社に確認）。
まとめ：三井住友NLゴールドで保険を使うなら、出発前の交通費をカードで払うこと！
三井住友カード（NLゴールド）の海外旅行保険を確実に適用するには、「旅行開始前に公共交通機関の費用をカードで支払う」ことが不可欠です。ホテル代や旅行後の支払いでは条件を満たしません。
旅行に出る前には、成田エクスプレスやリムジンバス、パッケージツアー代などをNLゴールドで決済しておきましょう。これにより、いざという時に保険が有効となり、安心して旅行を楽しめます。
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