Canvaはデザインツールとして多くの人に利用されていますが、無料トライアルからの自動課金に関するトラブルも少なくありません。特に「自分では登録していないつもりでも、PayPayなどに請求が来た」というケースはよく見られます。本記事では、そのような請求の原因と対処法について詳しく解説します。
Canvaの無料体験とは?
Canvaでは、有料版である「Canva Pro」や「Canva for Teams」の無料トライアルを提供しており、期間中に解約しない場合、自動的に有料プランへと移行します。
この無料体験に登録する際、クレジットカードやPayPayなどの決済手段を事前に登録する必要があります。期間終了後は、その支払い方法から料金が引き落とされます。
なぜアカウントに課金履歴がないのに請求が来るのか?
「すべてのアカウントを確認したが請求履歴がない」と思っても、以下の可能性があります。
- 別メールアドレスやSNSログインで登録したアカウントがある
- 過去に使ったが現在はログインできないアカウントで課金が発生している
- 家族や第三者が知らずに登録していた
- Google PlayまたはApp Store経由のサブスクリプションで登録されている
こういったケースでは、決済アカウント(PayPayやクレカ)とCanvaのアカウントが一致していないため、ユーザー自身での確認が困難になることがあります。
PayPayで請求が確認された場合の対応方法
PayPayの利用履歴にCanva名義の請求がある場合、まず行うべきは以下の2点です。
- PayPayの「取引詳細」を確認し、どのサービス経由で請求されたのかを確認
- Canvaの公式カスタマーサポートに請求に関する問い合わせを行う
また、PayPay残高での決済ではなく、PayPayに紐づいたクレジットカード経由の請求という可能性もあるため、クレカの利用明細も併せて確認しましょう。
キャンセルや返金の可能性について
Canvaでは、課金後14日以内であれば返金を受け付ける可能性があります。ただし、アカウントと請求情報が照合できることが条件です。
返金対応の手順。
- Canvaのサポートに連絡
- 請求金額・日付・取引ID(PayPay取引明細より)を提示
- 本人確認が取れれば返金申請が可能
状況によっては返金が難しいこともありますが、迅速に問い合わせることが成功のカギです。
今後同じような請求を防ぐために
今後、不要な請求を避けるための予防策も大切です。
- 無料体験を申し込む際は、必ず「終了日」をカレンダーに記録
- サブスクリプション登録時のメールアドレスやログイン方法を一元管理
- 決済情報を安易に登録せず、仮想クレジットカードの利用も検討
また、GoogleアカウントやApple ID経由でアプリを利用している場合は、それぞれのストアのサブスクリプション管理からキャンセルする必要があります。
まとめ|見覚えのない請求には必ず「経路の確認」を
Canvaからの課金が覚えのないものであっても、多くの場合は過去に行った無料トライアルやアカウント間違いが原因です。まずは取引詳細とアカウント履歴の再確認を行い、必要であればカスタマーサポートに連絡しましょう。
早めの対応でトラブルの拡大を防ぎ、安心してサービスを利用できるようにしましょう。
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