Appleのアプリ内課金がいつのまにかメルペイ電子マネーで決済されるようになってしまい、PayPayに戻したいという声が増えています。この記事では、Apple IDに設定された支払い方法の優先順位や、Walletとの違いを整理し、以前のようにSuicaやメルペイとApple内課金を分けて利用する方法をわかりやすく解説します。
Apple ID(Apple Account)とWallet/Apple Payの違い
Apple内課金(App Store、サブスクなど)は「Apple Account」に設定された支払い方法が優先されます。一方で、WalletアプリのApple Payに登録されたカードは概ねモバイル決済や店舗支払いで使われます。
つまり、Walletから支払い用カードを削除しても、Apple Accountに残っている支払い方法が引き続き使われる仕組みです。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
支払い方法の優先順位を確認・変更する手順
Apple IDの支払い順序は、以下の手順で編集可能です。
- 設定>「ユーザ名」>「支払いと配送先」>「支払い方法を管理」(または「Media & Purchases」>「View Account」)
- 編集ボタンを押して、PayPay(Apple Payにリンクされているカード)を一番上に移動して保存
- 必要に応じてメルペイ電子マネーをリストから削除
これにより、Apple内課金はPayPay優先で課金され、メルペイ電子マネーはiD決済やSuicaチャージに限定されます。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
Walletの「デフォルトカード」とApple Accountの設定の違い
Wallet(Apple Pay)のデフォルトカードは店舗やWeb Apple Pay決済時に優先されますが、Apple IDの「Apple Accountの支払い方法」とは別扱いです。
したがって、WalletでPayPayカードをデフォルトにしていても、Apple Accountの優先設定がメルペイ電子マネーのままだと、Apple内課金はそちらで処理されてしまいます。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
具体的なケースでの設定例
例:Suicaチャージや店舗のID決済にはメルペイ電子マネーを使いつつ、Apple内課金はPayPayにしたい場合。
→ Apple ID設定画面で「支払い方法を管理」>PayPayカードを最上位に配置し、メルペイ電子マネーを下位か削除する。
WalletアプリでもPayPayカードをデフォルトに設定しておけば、Apple Payが必要な場面ではPayPayが優先されます。
注意点と補足情報
- Apple IDの支払い方法は複数登録でき、優先順に課金される仕組みです。Apple残高がある場合はさらに優先されます。
- メルペイ電子マネーをApple Accountから削除しない場合、残高が優先される可能性があります。
- 家族共有や定期サブスクで別の支払い方法が紐づいている場合、そちらが優先されるケースがあるため要確認です。
まとめ:Apple内課金の支払いをPayPayに戻すには支払い順序の見直しが鍵
Apple内課金の支払い方法をPayPayからメルペイ電子マネーへ勝手に切り替えられてしまうのは、Apple ID(Apple Account)の支払い設定でメルペイが上位に登録されているためです。
Walletの設定だけでなく、必ず「設定>支払いと配送先>支払い方法の管理」でPayPayを最上位にし、望む支払区分を明確に設定しましょう。
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