学資保険や生存保険給付金などの給付金は、加入者にとって大切な資金源です。しかし、口座登録などの手続き漏れで給付金が振り込まれていないケースもあります。本記事では、かんぽ生命の生存保険給付金を過去に受け取り忘れた場合の対応方法について解説します。
かんぽ生命の学資保険における生存保険給付金とは
かんぽ生命の学資保険には、18歳満期型などにおいて、途中の節目で生存保険給付金(例えば中学入学・高校入学のタイミングなど)が設定されています。この給付金は、契約者があらかじめ登録した受取口座に自動で振り込まれる仕組みになっています。
ただし、受取口座の登録がなされていない場合は、自動振込は行われません。その場合、契約者自身が請求の手続きを行う必要があります。
過去の給付金は遡って受け取れる?
はい、かんぽ生命の生存保険給付金は未請求の場合、基本的には遡って請求が可能です。ただし、時効に注意が必要です。保険金や給付金には原則として5年の時効が定められています(保険法第95条)。
つまり、3年前の給付金であれば、現在でも請求することは可能です。放置して5年を経過すると、請求権が失効する可能性がありますので、なるべく早めの対応が大切です。
給付金の受け取り手続きの方法
未受け取りの給付金があると判明したら、まずはかんぽ生命のカスタマーセンターまたは最寄りの郵便局に連絡を入れましょう。手続きには以下の書類が必要になることがあります。
- 契約者の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- 保険証券または契約内容のお知らせ
- 受取口座の情報(通帳またはキャッシュカード)
状況によっては郵送手続きも可能ですが、窓口での対応の方がスムーズなケースも多くあります。
振り込まれていないか確認する方法
「実は振り込まれていたけど、気づかなかった…」というケースもあるため、まずは過去の入出金履歴を確認しましょう。特に給付金は数万円単位で振り込まれるため、通帳やネットバンキングで振込名義が「カンポセイメイ」などで記載されていることが多いです。
給付金の有無が分からない場合も、契約番号を元に問い合わせることで調査してもらえます。
今後のためにすべきこと
今後、同じような事態を防ぐには、受取口座の登録・変更が正確に行われているかを定期的に確認することが重要です。また、「契約内容のお知らせ」などが届いた際には、記載内容に目を通し、次回給付金の予定を把握しておきましょう。
さらに、かんぽ生命の「かんぽマイページ」に登録しておけば、契約内容の確認や手続き状況をオンラインでチェックできるため非常に便利です。
まとめ:受け取り漏れは早めの行動がカギ
かんぽ生命の生存保険給付金は、未受領でも5年以内であれば遡って請求することが可能です。3年前の給付金も、今ならまだ間に合います。早めにかんぽ生命に連絡し、必要書類を準備して手続きに臨みましょう。
保険金の受け取り漏れは誰にでも起こり得ることです。今後のためにも、定期的な確認と手続きの管理を心がけることで、安心して保険を活用することができます。
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