クレジットカードの審査に落ちる理由はさまざまですが、過去の金融トラブルが影響することもあります。特に、スマホ決済サービスの滞納履歴が信用情報に残っている場合、カード発行会社から審査で否決されることも。この記事では、信用情報の扱い方、ブラックリスト状態からの回復、そして通りやすいカードの選び方を具体的に紹介します。
審査に落ちた原因は「信用情報」にある可能性
クレジットカード会社は、申し込み者の「信用情報」を元に審査を行います。これは、過去のローン・分割払い・後払いサービスの支払い履歴などを含む情報で、CIC(信用情報機関)などに登録されています。
たとえば「ペイディ」などの後払い決済サービスを3ヶ月以上延滞していた場合、その事実が「異動情報」として記録されてしまい、信用評価に大きなマイナスがつきます。この状態をいわゆる「ブラック」と呼びます。
ブラック情報(異動情報)はいつまで残る?
基本的に、金融機関の事故情報は完済から5年ほど記録されるのが通例です。つまり、延滞が2年前であっても、まだブラック状態が続いている可能性があります。
自分がブラックかどうかを確認するには、CICの情報開示を利用しましょう。スマホや郵送でも手続き可能で、約1,000円の費用で詳細な信用情報を取得できます。
ブラック解除の方法と信用回復のステップ
ブラック情報は「情報の削除依頼」では消せません。金融機関は法律に基づいて信用情報を登録しており、事実であれば訂正はできないのです。
しかし、以下のような方法で信用を回復していくことは可能です。
- 延滞中の債務がある場合は全額返済する
- 信用情報に誤りがある場合は訂正申請する
- 時間が経過するのを待ち、記録が消えるのを待つ
- デビットカードやプリペイドカードで支払い実績を作る
ブラックでも審査が通る可能性のあるクレジットカード
通常のクレジットカードは厳しいですが、以下のようなカードは比較的審査がゆるいとされています。
- アコムACマスターカード(審査基準が柔軟)
- ライフカード(デポジット型など特殊なタイプあり)
- 楽天カード(スコアリングが独自のため通るケースあり)
ただし、状況によってはこれらでも落ちることがあります。その場合は、「デビットカード」や「バンドルカード」など、審査不要の決済手段を代用として使うのが現実的です。
クレジットカードを使う目的と選択肢を明確にしよう
生活費やサブスク決済、ネットショッピングのためにカードが必要というケースでは、クレカだけが選択肢ではありません。以下のような代替手段も検討できます。
- 銀行口座直結のデビットカード
- あらかじめチャージして使えるプリペイド型クレジットカード
- 後払い機能を制限した「分割なし」カード
クレジットカードにこだわりすぎず、無理なく利用できる仕組みを選ぶことが大切です。
まとめ:信用回復のためにできることから始めよう
過去の支払い遅延が理由でクレジットカードの審査に落ちた場合でも、今から信用を積み重ねることで回復は可能です。CICで情報を開示し、自分の信用状況を正確に把握することが第一歩。
ブラック状態が解除されるまでの期間は、デビットカードやプリペイドカードで代用しつつ、確実に支払い履歴を作る努力を継続することが、将来的に再びクレジットカードを持つための近道になります。
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